ECB『目標達成に向け正当化されるなら、理事会は利用可能なあらゆる措置を利用する』との一文削除でユーロ買い

投稿日時:2017年03月10日 08:30

3月9日の為替相場は、ドル円、ユーロ円、ユーロドル共に上昇しました。


3月9日は、ECB理事会が行われ、市場の予想通り主要金利と資産買入れの据え置きが決定され、ドラギ総裁の会見が行われました。ドラギ総裁の会見の要旨は以下の通りです。


成長については一段と楽観視しているが、それがどのように2%弱の物価目標に波及していくのか、またそれが異例の金融政策を解除しても、すべての国にとって持続可能かどうかを確認する必要がある。


(債券買い入れ)プログラムは順調に進んでおり、現時点で(債券の不足を)心配する理由はない。


一定のリスクは明らかにマイナスの影響をはらんでおり、特定はしないが、一部のイベントは中期的にマイナスの影響をもたらす。ただ、(EU離脱を決定した)英国民投票から(9カ月の)時間が経つが、現時点では何ら影響はみられない。


ユーロ圏は存続する。どのようにユーロ圏を擁護していくかが問題だ。


(20カ国・地域は)競争目的で為替をターゲットとしないとの立場を示した。こうした声明は、過去20年間にわたる成長の柱となってきた。


為替相場に関するコミットメントについては先に触れたが、開かれた貿易へのコミットメントに関してもこれと同様の考えを持っている。自由貿易は長年にわたり繁栄の柱となってきており、G20が自由貿易へのコミットメントを再確認することが極めて重要だ。


英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)や米政権(交代)といったリスクは具現化し、こうしたさまざまな動向に伴う著しい経済的な影響を予期しているが、現時点で影響は確認されていない。


リスクイベントが存在することは認識しているが、こうしたイベントがどのように経済環境に影響をもたらすかは定かではない。


ドイツの通貨はユーロであり、ユーロ圏の金融政策は独立機関である欧州中央銀行(ECB)によって決定される。ユーロ相場は市場によって決定される。米財務省自体、ドイツは為替を操縦していないと明言している。


インフレ率の持続的な調整が望ましいものの、それはまだ確認されていない。回復への進展はみられ、それは段階的な進展といえる。


われわれは(ECBの政策金利が)当面、同水準にとどまると引き続き予想する。


ECB理事会はインフレ動向が自律的な状況に至っていない事実を踏まえ、フォワードガイダンスという選択肢を維持したい考えだ。それによって、ECBは消費者物価指数(HICP)の変動が一時的で、中期的な物価安定見通しに影響を及ぼすことがないかどうかを見極めていくことができる。


ユーロは共同市場にとり必須条件と見なされている。ユーロが存在しなければ、単一市場も存在しない。


「目標達成に向け正当化されるなら、理事会は利用可能なあらゆる措置を利用する」との一文が(声明)冒頭から削除された。緊急性が存在しないというのが理由だ。


デフレリスクは、おおむね無くなったと言える。市場ベースのインフレ期待は目に見えて高まった。


見通しが幾分悪化、もしくは金融状況が、インフレ動向の持続的な調整に向けた一段の進展と整合しないようであれば、ECBは資産購入プログラムの規模を拡大し期間を延長する用意がある。


基調的なインフレを示す指標は依然低水準にとどまっており、われわれの金融政策措置による下支えとともに、中期的に段階的にしか上昇しないと予想される。


ユーロ圏の成長見通しを取り巻くリスクは、顕著さが薄れてきてはいるものの、引き続き下向きに傾いており、主に海外要因とのつながりがある。


基調的なインフレ圧力は引き続き抑制されている。理事会としては、動向が一時的で中期的な物価安定見通しに影響しないと判断されれば、欧州連合(EU)基準の消費者物価指数(HICP)の変動を引き続き重要視しない。


基調的なインフレ圧力の高まりと中期的な総合インフレの下支えに向け、真に相当程度の金融緩和が依然として必要になる。


信頼感に関する統計から、循環的な回復の勢いが増している可能性がうかがえる。

特に注目された発言は、『目標達成に向け正当化されるなら、理事会は利用可能なあらゆる措置を利用するとの一文が(声明)冒頭から削除された。緊急性が存在しないというのが理由だ。』というモノで、これを受けてユーロが買われる展開となりました。


ドル/円


ドル円1時間足20170310


上の画像はドル/円1時間足チャートです。


【ドル/円の値動き】

始値:114.307

高値:114.992

安値:114.303

終値:114.953

+64.6pips(高値から安値:68.9pips)


サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。


111.699

チャート画像青の点線

中期トレンドの直近安値。


111.746~112.487

チャート画像青の実線のボックス

中期トレンドの支持帯。


111.884

チャート画像青の点線

中期トレンドの直近安値。


112.772~113.740

チャート画像緑の実線のボックス

中期下落トレンドの抵抗帯でしたが、3月1日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。


113.515~113.897

チャート画像青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。


113.654~114.060

チャート画像青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。


113.674~114.606

チャート画像青の実線のボックス

中期上昇トレンドの支持帯。


114.307~114.671

チャート画像青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。


114.851

チャート画像ピンクの点線

中期トレンドの高値。


3月10日のドル円は、上昇の流れでの推移となりました。日足ベースで見れば3連騰となっています。115に迫る勢いでしたが、辛くも115には乗せられずに引けています。


中期トレンド(オレンジ色の波)の直近高値であった『114.606』をブレイク、更にそのすぐ上にあった『114.851』のレジスタンスラインを微妙にではありますが破って引けています。


114.851』と言うプライスは、2月8日~2月15日にかけての中期トレンドの方波の高値で、2月8日から昨日に至るまでの値動きは『111.699~114.851』の方波の中を動いていたに過ぎないとも言え、それを破ったという事で注目すべき出来事であったと言えます。


チャートを俯瞰して見れば、サポートラインが重なったりしている部分で反発して行っている事が見て取れますが、詰まる所、投資家が注目しているポイントは何処か?と言う目星を付ける事が出来ていれば、エントリータイミングの多少のズレはあまり気にするに値せず、仕掛けるポイントは自ずと定まってくるものであるという事が分かります。


トレードをしてもしなくても、毎日チャートを分析して行くという事は、『仕掛けるとしたらココ』と言うポイントを見つける為のモノだという事を忘れずに日々取り組む事が非常に重要です。

ユーロ/円


ユーロ円1時間足20170310


上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。


【ユーロ/円の値動き】

始値:120.444

高値:121.872

安値:120.444

終値:121.574

+113.0pips(高値から安値:142.8pips)


サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。


118.284

チャート画像青の点線

中期トレンドの直近安値。


118.728~119.421

チャート画像青の実線のボックス

中期上昇トレンドの支持帯。


119.605~119.846

チャート画像青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。


119.841~120.191

チャート画像青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。


120.017~120.408

チャート画像青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。


120.082~121.102

チャート画像青の実線のボックス

中期上昇トレンドの支持帯。


120.337~121.217

チャート画像緑の実線のボックス

中期下落トレンドの抵抗帯でしたが、3月10日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。


120.444~120.054

チャート画像青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。


121.227~122.429

チャート画像ピンクの実線のボックス

中期下落トレンドの抵抗帯。


3月9日のユーロ円は上昇の流れでの推移となりました。122に迫ろうかという勢いでしたが、122には乗せられずに引けています。


中期トレンド(オレンジ色の波)の直近高値であった『121.102』を上抜けすると共に『120.337~121.217』の抵抗帯を破っています。


120.337~121.217』の抵抗帯のすぐ上には『121.227~122.429』の抵抗帯が存在しており、両抵抗帯の上辺と下辺が密接している状態にありましたので、このレベルを破るかどうかに注目していたのですが、一旦はレジスタンスされたもののセカンドアタックで破っています。


本日寄り付きの時点では、『121.227~122.429』の抵抗帯の中での値動きになってきており、上辺を破れるかどうかに注目です。


ユーロ/ドル


ユーロドル1時間足20170310


上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。


【ユーロ/ドルの値動き】

始値:1.05393

高値:1.06145

安値:1.05243

終値:1.05753

+36.0pips(高値から安値:90.2pips)


サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。


1.04984

チャート画像青の点線

中期トレンドの直近安値。


1.05043~1.05241

チャート画像緑の点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、3月3日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。


1.05417~1.05255

チャート画像緑の点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、3月3日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。


1.06053~1.06244

チャート画像ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。


1.06425~1.06545

チャート画像ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。


1.06718~1.07012

チャート画像ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。


1.07120~1.07498

チャート画像ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。


3月9日のユーロドルは上昇の流れでの推移となりました。一時1.06000に乗せる場面もありましたが、定着することは出来ずに引けています。


あまり方向感のある値動きとは言えない状態になっていますが、俯瞰すれば『1.04984~1.06244』のレンジと見ることも出来、やや逆張り有利な感じのチャートになっています。


いわゆる『簡単な相場』と言う状態ではない為、無理にユーロドルで勝負する必要はないと言えますが、トレードをする場合にはつまらない負け方をしないよう注意が必要です。


本日発表の経済指標等


本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。


09:30 【オーストラリア】 1月住宅ローン件数(前月比)

18:30 【英国】 1月貿易収支

18:30 【英国】 1月製造業生産指数(前月比)

18:30 【英国】 1月鉱工業生産指数(前月比)

22:30 【米国】 2月非農業部門雇用者数変化(前月比)

22:30 【米国】 2月失業率

22:30 【カナダ】 2月新規雇用者数

22:30 【カナダ】 2月失業率

28:00 【米国】 2月月次財政収支


本日は、米雇用統計の発表が予定されています。来週にFOMCを控え3月利上げがあるかないかを探る上で非常に注目されるものとなります。


2月非農業部門雇用者数変化(前月比)

前回:22.7万人

予想:17.5万人


2月失業率

前回:4.8%

予想:4.7%


となっていますが、よほどヒドい結果とならなければ、3月利上げ濃厚と言う状況にあります。雇用統計の結果が下振れした場合、ドルが大きく売られるという事もあり得ますので結果を注意して見て行く必要があります。


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