【目的別】おすすめの海外FX業者ランキング!口座の選び方やメリットも解説
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豪華なボーナスやハイレバレッジ、ゼロカットシステムなど、海外FX業者には国内FX業者にはない魅力があります。
上記のようなメリットに惹かれて、海外FX業者での取引を検討している方も多いのではないでしょうか。
しかし、海外FX業者の数は多いため、どの業者を利用すべきか悩む方も少なくありません。
この記事では、海外FX業者をスプレッドやレバレッジ、ボーナスなど、目的別にランキング形式でご紹介します。
- スプレッドを重視する方におすすめの海外FX業者ランキング
- ハイレバレッジ取引におすすめの海外FX業者ランキング
- ボーナスを重視する方におすすめの海外FX業者ランキング
- スワップポイント重視の方におすすめの海外FX業者ランキング
- 海外FX業者のメリット
- 海外FX業者のデメリット
- 海外FX口座を比較する際のポイント
- 海外FXと国内FXの税金
- 目的に合わせた海外FX業者を選ぼう!
スプレッドを重視する方におすすめの海外FX業者ランキング
スプレッドは、FXの主要な取引コストのひとつです。
特にスキャルピングのような小さな値幅を繰り返し狙うスタイルの取引では、スプレッドによって損益も大きく変化します。
そのため、スプレッド重視で海外FX業者を選ぼうと考えている方も多いでしょう。
スプレッドの狭い主要な海外FX業者は以下の通りです。
ThreeTrader
Gemforex
TRADEVIEW
Exness
Axiory
スプレッドは常に変化するので、デモ口座などで最新のスプレッドを確認することが重要です。
主要海外FX業者の中でも、特にスプレッドが狭いおすすめの業者をご紹介しましょう。
ランキングは、メジャー通貨ペアであるユーロドルの執筆時点でのスプレッドをもとに順付けしています。
1位:ThreeTrader
ThreeTraderは、海外FX業者の中でもトップクラスの狭いスプレッドを提供している業者として知られています。
ThreeTraderでは手数料無料のPureスプレッド口座と、手数料がかかるRawゼロ口座の2種類を提供しています。
Rawゼロ口座では1ロットにつき往復4ドルの手数料がかかりますが、スプレッドが狭いため、取引コストはPureスプレッド口座よりも低くなっています。
通貨ペア | 平均スプレッド |
USDJPY |
0.5pips |
EURUSD |
0.1pips |
GBPUSD |
0.7pips |
GBPJPY |
2.1pips |
Rawゼロ口座では手数料がかかるものの、最小スプレッドは0pipsになっています。
手数料も比較的低水準に抑えらていているため、低コストでの取引が可能です。
ただし、Pureスプレッド口座の最低入金額が100ドルであるのに対し、Rawゼロ口座では1,000ドルに設定されている点に留意しておきましょう。
2位:Gemforex
Gemforexでは、5種類の口座を提供しており、スプレッドが最も狭いのはガチゼロ口座です。
しかし、ガチゼロ口座は招待制になっているため、Gemforexからオファーがない限り、利用することはできません。
ここでは、Gemforexの口座の中で2番目にスプレッドが狭く、新規ユーザーでも開設可能なロースプレッド口座のスプレッドをご紹介します。
通貨ペア | スプレッド |
USDJPY |
0.3pips |
EURUSD |
0.3pips |
GBPUSD |
0.8pips |
GBPJPY |
0.9pips |
Gemforexでは、0.3pipsでUSDJPYを取引できます。
多くのメジャー通貨ペアのスプレッドが、1pips以下に抑えられているため、主要な通貨ペアを低スプレッドで取引可能です。
海外FX業者によっては、GBPJPYのスプレッドは高めに設定されいている場合もありますが、Gemforexでは0.9pipsと比較的低めの設定になっています。
ロースプレッド口座では取引手数料もかからないので、取引コストを抑えられるでしょう。
3位:TRADEVIEW
TRADEVIEWでは、ILC口座とXレバレッジ口座の2種類を提供しています。
上記の口座の内、スプレッドが狭いのはILC口座です。
ILC口座では、往復で5ドルの取引手数料がかかります。
通貨ペア | スプレッド |
USDJPY |
3.4pips |
EURUSD |
0.4pips |
GBPUSD |
0.8pips |
GBPJPY |
7.3pips |
TRADEVIEWでは、ドルストレートに分類される通貨ペアのスプレッドが低めに設定されています。
一方で、円クロスはやや高めになっているので注意が必要です。
スプレッドだけで比較するのであれば、ドルを含む通貨ペアを取引したい方に向いている海外FX業者といえるでしょう。
4位:Axiory
Axioryでは、4種類の取引口座を提供しており、スプレッドが狭い口座はナノ口座とテラ口座です。
ナノ口座とテラ口座とテラ口座では、往復6ドルの取引手数料が発生します。
通貨ペア | スプレッド |
USDJPY |
2.6pips |
EURUSD |
0.6pips |
GBPUSD |
0.5pips |
GBPJPY |
5.3pips |
Axioryでは、ドルストレートのスプレッドが低めに設定されています。
一方で、円クロスのスプレッドは高くなっており、GBPJPYは5.3pipsと高めです。
通貨ペアによって、スプレッドにバラつきがあるので、取引したい通貨ペアが決まっている場合は、あらかじめデモ口座などで確認しておいた方がよいでしょう。
5位:Exness
Exnessでは5種類の取引口座を提供しており、スプレッドが狭いのは上級者向けのロースプレッド口座とゼロ口座、プロ口座の3つです。
ロースプレッド口座とゼロ口座では取引手数料がかかるものの、スプレッドが狭いためトータルの取引コストは他の口座よりも引くなる傾向にあります。
通貨ペア | スプレッド |
USDJPY |
0.3pips |
EURUSD |
0.7pips |
GBPUSD |
0.9pips |
GBPJPY |
1.7pips |
上記の通貨ペアの中では、USDJPYのスプレッドが最も狭くなっています。
ゼロスプレッド口座の最小スプレッドは0pipsに設定されているので、取引のタイミングによってはスプレッドによる取引コストを節約できます。
また、Exnessでは優待スワップフリー制度という仕組みを採用しており、条件を満たすと対象銘柄のスワップポイントが0になります。
通貨ペアによっては、スワップによる取引コストを気にせず取引することが可能です。
ハイレバレッジ取引におすすめの海外FX業者ランキング
ハイレバレッジでの取引にはリスクが伴います。
一方で、適切にリスクを管理しつつ、レバレッジをうまく利用できれば資金効率の良い取引が可能になります。
高いレバレッジでの取引が可能な主要な海外FX業者は以下の5社です。
Exness
Land-FX
IS6FX
Gemforex
TradersTrust
ランキングでは、最大レバレッジをもとに順位付けしています。
1位:Exness
Exnessでは、有効証拠金に応じて最大レバレッジが変化します。
Exnessの特徴のひとつとして、無制限レバレッジを採用している点が挙げられます。
ただし、Exnessのレバレッジは有効証拠金額によって変化するため注意が必要です。
有効証拠金 | 最大レバレッジ |
~999ドル |
無制限 |
1,000~4,999ドル |
2,000倍 |
5,000~29,999ドル |
1,000倍 |
30,000ドル~ |
500倍 |
有効証拠金額が1,000ドル未満の場合、無制限のレバレッジが適用されます。
1,000~5,000ドル未満では2,000倍、5,000~30,000ドル未満では1,000倍というふうに、有効証拠金額が高くなるほど最大レバレッジも低くなります。
30,000ドル以上では500倍になりますが、それでも十分高いレバレッジといえるでしょう。
ただし、重要イベントの前後や週末・週明けには、一時的に200倍に制限されるので注意しましょう。
2位:Land-FX
Land-FXでもExnessのように、有効証拠金に応じて最大レバレッジが変化する仕組みを採用しています。
証拠金額が一定以下の場合に、無制限のレバレッジが適用されます。
有効証拠金 | 最大レバレッジ |
~999ドル |
無制限 |
1,000~4,999ドル |
2,000倍 |
5,000~29,999ドル |
1,000倍 |
30,000~199,999ドル~ |
500倍 |
200,000ドル~ |
200倍 |
Exnessと同じようなレバレッジになっていますが、Land-FXでは証拠金額が200,000ドルを超えると最大レバレッジが200に制限されます。
まとまった資金でLand-FXで取引する場合は適用されるレバレッジを確認しましょう。
3位:IS6FX
IS6FXでは、最大6,000倍のレバレッジでの取引が可能です。
ただし、6,000倍のレバレッジで取引するには、専用口座である「レバレッジ6,000倍口座」を利用する必要があります。
レバレッジ6,000倍口座以外の口座を選択した場合の最大レバレッジは1,000倍です。
レバレッジ6,000倍口座には、入金額の上限が定めれられており、3万円以上の入金はできません。
レバレッジ6,000倍口座に3万円以上入金した場合、3万円を超えた分の資金は別口座に入金されます。
4位:Gemforex
Gemforexでは、最大5,000倍のレバレッジを提供しています。
Gemforexでは、5種類の取引口座を提供していますが、5,000倍で取引するには「レバレッジ5,000倍口座」を利用する必要があります。
レバレッジ5,000倍口座は、もともと1,000口座限定で提供されていました。
しかし、現在は口座数の制限は廃止され、Gemforexユーザーであれば開設できるようになっています。
IS6FXのレバレッジ6,000倍口座のように、入金額に制限が設けられいます。
項目 | 条件 |
入金上限 |
10万円 |
利益 |
100万円 |
ボーナス |
対象外 |
Gemforexのレバレッジ5,000倍口座の入金額の上限は10万円です。
また、利益にも制限が設けられており、利益が100万円を超えた場合、強制決済が執行されます。
利益を出金し、再び口座残高を10万円以下にすれば、取引を再開できます。
5位:TradersTrust
TradersTrustでは、最大3,000倍のレバレッジが適用されます。
TradersTrustでは、すべての口座に同じレバレッジが適用されます。
一方で、すべての銘柄を3,000倍で取引できるわけではありません。
銘柄ごとに最大レバレッジが設定されており、銘柄によっては20倍に制限されている場合も。
マイナーな通貨ペアは、低めに設定される傾向にあるので、口座を開設する前に確認しておいた方がよいでしょう。
ボーナスを重視する方におすすめの海外FX業者ランキング
海外FX業者では、豪華なボーナスを提供しているケースも多いです。
ボーナスを利用すれば、自己資金以上の資金を利用した取引も可能です。
Gemforex
IS6FX
FXGT
HFM
BigBoss
ランキングは、ボーナスの付与率をもとに順位付けしています。
海外FX業者の中でも、特にボーナスが充実している業者をご紹介しましょう。
1位:Gemforex
Gemforexでは、口座開設ボーナスと「1,000%入金ボーナスジャックポット」という入金ボーナスを提供しています。
ボーナス | 付与条件 |
口座開設ボーナス(期間限定) |
口座開設時に1万円を付与 |
1,000%入金ボーナスジャックポット |
抽選で入金額に対して2~1,000%の資金を付与 |
1,000%入金ボーナスジャックポットは、抽選で入金額に対して2~1,000%の資金を付与するボーナスです。
24時間以内に、5ロット以上の取引を行うと抽選権を獲得できます。
1,000%入金ボーナスジャックポットには、ハズレはありません。
ただし、1,000%入金ボーナスジャックポットの対象となるのは、オールインワン口座のみです。
他の口座で取引しても抽選権は得られないので注意しましょう。
2位:XMTrading
XMTradingでは、2種類のボーナスとポイントプログラムを提供しています。
口座によってはボーナス・ポイントプログラムの対象外となるので、対象口座をしっかり確認しておきましょう。
ボーナス | 概要 |
取引ボーナス |
対象口座:マイクロ口座、スタンダード口座、極口座、ゼロ口座 付与条件:新規口座開設時に3,000円を付与 |
入金ボーナス |
対象口座:マイクロ口座、スタンダード口座 付与条件:500ドル相当の入金まで100%、500ドルを超えた分には20%のボーナスを付与 |
ロイヤリティプログラム |
対象口座:マイクロ口座、スタンダード口座 付与条件:1ロットの取引ごとにボーナスに交換可能なポイントを付与 |
取引ボーナスは、XMTradingで初めて口座を開設する際に、3,000円を付与するボーナスです。
XMTradingの全ての口座が対象となります。
XMの入金ボーナスでは、500ドルまでは100%、500ドルを超えた分には20%が付与されます。
1,000ドル入金した場合、600ドル分のボーナスが付与されます。
ロイヤリティプログラムは、1ロットの取引ごとにXMPと呼ばれるポイントを付与するプログラムです。
XMPはボーナスへの交換も可能です。
極口座とゼロ口座は、入金ボーナス・ロイヤリティプログラムの対象外となっているので、ボーナスを目的に口座を開設する方はマイクロ口座かスタンダード口座を開設しましょう。
3位:FXGT
FXGTでは、5種類のボーナスを提供しています。
ボーナス | 概要 |
新規登録ボーナス |
対象口座:スタンダード+口座、ミニ口座、クリプトマックス口座 付与条件:新規アカウント認証後、1万円を付与 |
100%ウェルカムボーナス |
対象口座:ミニ口座、スタンダード口座、クリプトマックス口座 付与条件:入金額に対して100%のボーナスを付与。初回入金から15万円の上限に達するまで付与 |
ロイヤリティボーナス |
対象口座:ミニ口座、クリプトマック口座、FX専用口座、スタンダード+口座 付与条件:ウェルカムボーナスの上限に達した後に適用される入金ボーナス。30万円未満の入金で20%、30万円以上の入金で30%のボーナスを付与。クリプトマックス口座では50%が付与される。 |
新規登録ボーナスは、新規ユーザーを対象とするボーナスです。
必要書類を提出し、本人確認が完了すると1万円のボーナスが付与されます。
ウェルカムボーナスでは、初回入金額の100%をボーナスとして付与。
ウェルカムボーナスを活用すれば、入金額の2倍の資金で取引を始められます。
また、ウェルカムボーナスは1回限りのボーナスではなく、上限額の15万円に達するまで何度も付与されます。
ロイヤリティボーナスは、ウェルカムボーナスの付与額上限に達したユーザーを対象とするボーナスです。
ロイヤリティボーナスで受け取った15万円を含めて、最大120万円が付与されます。
FXGTのボーナスは時期によって付与率が変動するのでこまめにチェックするとよいでしょう。
4位:HFM
HFMでは、3種類のボーナスを提供しています。
ボーナス | 概要 | |
口座開設ボーナス |
対象口座:MT4セント口座、MT4マイクロ口座、MT4プレミアム口座 付与条件:新規口座開設で6,500円を付与 |
|
入金ボーナス |
対象口座:MT4セント口座、MT4マイクロ口座、MT4プレミアム口座 付与条件:初回入金に対して100%のボーナスを付与 |
|
ロイヤリティボーナス |
対象口座:MT4セント口座、MT4マイクロ口座、MT4プレミアム口座 付与条件:2回目以降の入金に対して30%のボーナスを付与 |
口座開設ボーナスでは、初めてHFMで口座を開設するユーザーに、6,500円のボーナスが付与されます。
入金ボーナスは、初回入金額の100%を付与するボーナスです。
入金ボーナスの上限は、1,000ドル相当に設定されています。
ロイヤリティボーナスは、2回目以降の入金に対し、入金額の30%を付与するボーナスです。
ロイヤリティボーナスの上限は、5,000ドル相当に設定されています。
また、HFMではMT4とMT5での取引に対応していますが、MT5を使用するといずれのボーナスも対象外となります。
ボーナスを利用するのであれば、MT4を選択する必要があるので注意しましょう。
また、HFMのボーナスは自動的に付与されるわけではありません。
口座開設の際に、ボーナスの受け取りを希望するか否かを尋ねる項目があるので、忘れずにチェックしましょう。
5位:iFOREX
iFOREXでは、初回入金を対象とする入金ボーナスを提供しています。
なお、iFOREXの口座タイプは1種類のみで、1ユーザーにつき1口座しか開設できません。
ボーナス | 概要 |
ウェルカムボーナス |
初回入金に対して、1,000ドルまで100%、5,000ドルまで25%の入金ボーナスを付与 |
ウェルカムボーナスは初回入金に対して、適用されるボーナスです。
入金1,000ドルまでは100%、1,000ドルを超えた分には25%のボーナスが付与されます。
トータルで受け取れるボーナスは、最大2,000ドルです。
スワップポイント重視の方におすすめの海外FX業者ランキング
国内FX業者と同じように、海外FX業者でもスワップポイントを受け取れます。
ただし、スワップポイントは定期的に見直されるため、こまめにチェックすることが重要です。
AXIORY
Tradeview
HFM
Gemforex
XMTrading
ランキングは、取扱銘柄の中でも最も高いスワップポイントが適用される銘柄をもとに順位付けしています。
1ロットあたりのスワップポイントが高い海外FX業者をご紹介しましょう。
1位:AXIORY
Axioryでは、ロシアルーブルクロスの買いポジションに高いスワップが適用されます。
通貨ペア | スワップポイント(1ロット/日) |
ユーロ/ロシアルーブル |
買い:-17,847円 売り:9,867円 |
米ドル/ロシアルーブル |
買い:-17,216円 売り:9,546円 |
ユーロ/トルコリラ |
買い:-5,195円 売り:4,457円 |
ユーロ/メキシコペソ |
買い:-4,954円 売り:3,421円 |
ユーロ/ロシアルーブルでは1ロットにつき売りポジションに、9,867円という高水準のスワップを提供しています。
また、米ドル/ロシアルーブルでも9,000円を超えるスプレッドを提供しています。
ただし、最近のロシアをめぐる情勢は不安定化しており、為替レートの変動によって大きな損失が出る可能性もあるため注意が必要です。
Axioryでは、ユーロ/メキシコペソのスワップも3,000円以上と高く設定されています。
位:Tradeview
Tradeviewでは、ユーロハンガリーフォリントの売りポジションに高いスワップポイントが付与されます。
通貨ペア | スワップポイント(1ロット/日) |
ユーロ/ハンガリーフォリント |
買い:-6,260円 売り:5,780円 |
ドル/ハンガリーフォリント |
買い:-4,861円 売り:4,417円 |
ドル/メキシコペソ |
買い:-3,106円 売り:1,809円 |
ユーロ/メキシコペソ |
買い:-4,354円 売り:2,883円 |
Tradeviewは全体的に他社と比較して、高いスワップポイントを提供しているブローカーです。
ユーロ/ハンガリーフォリントの売りポジションには、5,000円以上のスワップが付与されます。
ドル/ハンガリーフォリントのスワップも4,000円以上と高水準です。
一方で、ユーロ/ハンガリーフォリントやドル/ハンガリーフォリントは、買いポジションで差し引かれるスワップも高くなる傾向にあります。
ハンガリーフォリントクロスの通貨ペアで、買いポジションを長期保有するのは避けた方がよいでしょう。
3位:HFM
HFMではハンガリーフォリントを含む通貨ペアに、高めのスワップポイントが適用されます。
通貨ペア | スワップポイント(1ロット/日) |
米ドル/ハンガリーフォリント |
買い:-4,923円 売り:2,135円 |
ユーロ/ハンガリーフォリント |
買い:-6,273円 売り:2,621円 |
米ドル/メキシコペソ |
買い:-4,971円 売り:1,205円 |
ユーロ/ポーランドズウォティ |
買い:-3,003円 売り:1,353円 |
米ドル/ハンガリーフォリントとユーロ/ハンガリーフォリントでは、2,000円以上のスワップが付与されます。
また、米ドル/メキシコペソとユーロ/ポーランドズウォティのスワップも高めに設定されており、1ロットあたり1,000円を超えるスワップを受けとれます。
他の海外FX業者と同様に、高いスワップが付与さる通貨ペアは、マイナスのスワップも高めに設定されているので、マイナスのポジションを長期で保有するのは控えた方がよいでしょう。
4位:Gemforex
Gemforexでは、メキシコペソやポーランドズウォティに高いスワップポイントが付与されます。
通貨ペア | スワップポイント(1ロット/日) |
米ドル/メキシコペソ |
買い:-3,504円 売り:1,360円 |
ユーロ/ポーランドズウォティ |
買い:-4,219円 売り:1,520円 |
ユーロ/メキシコペソ |
買い:-4,096円 売り:1,697円 |
米ドル/南アフリカランド |
買い:-2,547円 売り:979円 |
Gemforexで扱っている通貨ペアの中で、最も高いスワップが適用されるのはユーロ/メキシコペソです。
ユーロ/メキシコペソの売りポジションには、1ロットにつき1,697円のスワップが付与されます。
ユーロ/メキシコペソの買いポジションには、-4,996円のスワップが適用されるので、買いポジションを長期間保有すると取引コストが高くなる可能性があるので注意しましょう。
また、米ドル/メキシコペソやユーロ/メキシコペソには、1,000円以上のスワップが適用されます。
5位:XMTrading
XMTradingでは、ユーロ/ハンガリーフォリントの売りポジションに、5,000円以上のスワップが付与されます。
通貨ペア | スワップポイント(1ロット/日) | 売り |
ユーロ/ハンガリーフォリント |
買い:-8,429円 売り:5,433円 |
|
ユーロ/トルコリラ |
買い:-7,995円 売り:229円 |
|
米ドル/メキシコペソ |
買い:-4,196円 売り:1,590円 |
|
米ドル/ハンガリーフォリント |
買い:-6,324円 売り:4,115円 |
2番目にスワップが高い米ドル/ハンガリーフォリントの売りポジションには、4,000円を超えるスワップが付与されます。
ハンガリーフォリントクロスでは、買いポジションに6,000円以上の高額なスワップが適用されるので注意しましょう。
XMTradingでは4種類の口座を提供していますが、極口座はスワップフリーになっています。
スワップを目的に取引する方は、極口座以外の口座を選択した方がよいでしょう。
海外FX業者のメリット
海外FX業者の主なメリットとして以下の2つが挙げられます。
ハイレバレッジ・ゼロカットシステム
ボーナスのみで取引を始められる
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
ハイレバレッジ・ゼロカットシステム
国内FX業者のレバレッジは、最大25倍に制限されています。
先にご紹介したように、海外FX業者では1,000倍以上のレバレッジに対応しているブローカーもあります。
レバレッジを適切に利用することで、資金効率よく取引できるでしょう。
また、海外FXではゼロカットシステムと呼ばれる仕組みを採用している会社も多いです。
ゼロカットとは、口座残高がマイナスになった場合、トレーダーの代わりにFX会社がマイナス分を負担する仕組みです。
相場が急激に動くとロスカット注文が指定したレートで執行されない可能性もあります。
ハイレバレッジでポジションを保有している場合、想定以上の損失で口座残高がマイナスになる恐れも。
ゼロカット対応の海外FX業者であれば、口座のマイナス分をトレーダーが負担する必要はありません。
ハイレバレッジで取引するのであれば、ゼロカット対応のFX業者を選ぶべきでしょう。
ボーナスのみで取引を始められる
ボーナスが充実している海外FX業者も多いです。
海外FX業者が提供しているボーナスは、主に口座開設ボーナスと入金ボーナスに分けられます。
口座開設ボーナスは口座を開設し、本人確認が完了すると口座に付与されます。
口座開設ボーナスを利用すれば自己資金を入金せず、リアル口座でのトレードを体験できるのです。
ボーナス自体の出金はできませんが、ボーナスを利用して得た利益は出金できます。
ボーナスのみで取引を始められる点は、海外FXのメリットといえるでしょう。
海外FX業者のデメリット
海外FX業者を利用するのであればメリットだけではなく、デメリットも知っておくべきでしょう。
海外FXには、国内FXよりも高い税率が適用される、スプレッドが広めなどのデメリットがあります。
それぞれのデメリットについて解説しましょう。
高い税率が適用される
海外FXでは国内FXよりも高い税率が適用されます。
国内FXで出した利益には一律の税率が適用されますが、海外FXには金額によって税率が変化する累進課税が適用されます。
国内FXでは一律20.315%の税率が適用されるのに対し、海外FXの税率は約15~55%の税率が適用されます。
そのため、海外FXでは大きな利益を出すほど、支払う税金も多くなります。
また、国内FXでは過去3年の損失の繰り越しが認められていますが、海外FXでは認められていません。
税制面では国内FXよりも不利な条件が適用さる点は、海外FXのデメリットといえるでしょう。
国内FX業者よりもスプレッドは広め
国内FX業者では固定スプレッド、海外FX業者では変動スプレッドを採用しているケースが多いです。
FX業者にもよりますが、国内FX業者と比較すると海外FX業者のスプレッドは広くなりやすいです。
特にボーナスが充実している海外FX業者では、スプレッドが広めに設定される傾向にあります。
海外FX業者の中には、ボーナスを提供しない代わりに低スプレッドや約定力などの取引環境に力を入れているブローカーもあります。
スプレッドを重視するのであれば、ユーザーに有利な取引環境を提供しているFX会社を選ぶとよいでしょう。
海外FX口座を比較する際のポイント
一口に海外FX業者といっても、会社によって取引条件は異なります。
ゼロカットシステムの有無
取扱銘柄
最低入金額
最大レバレッジ
スプレッド
スキャルピング・自動売買の可否
海外FX業者を比較する際は、上記のポイントをチェックしましょう。
ゼロカットシステムの有無
海外FXではゼロカットを採用している会社が多いことを先にご紹介しました。
しかし、すべての海外FX業者でゼロカットシステムが採用されているわけではありません。
ゼロッカットの有無は、必ずチェックしておきましょう。
また、必ずしもゼロカットが実行されるとは限りません。
過去には、ゼロカットシステムを採用している海外FX業者が、トレーダーに追証を求めたケースもあります。
海外FX業者を選ぶ際は、過去にトラブルを起こしていないか、金融ライセンスの有無などを確認して、信頼できる会社かどうか見極めることが大切です。
取扱銘柄
海外FX業者によって、扱っている通貨ペアに違いがあります。
ドルストレートなどの通貨ペアは、どの海外FX業者でも取り扱っていますが、マイナーな通貨や高金利通貨は扱っていない場合もあります。
また、海外FX業者では通貨だけではなく、仮想通貨や貴金属、エネルギー銘柄なども扱っているケースが多いです。
ブローカーによっては、株式の個別銘柄や債権を扱っている場合もあります。
FX業者を比較する際は、取引したい銘柄を扱っているかチェックしましょう。
最低入金額
最低入金額は、FX業者・口座の種類によって異なります。
同じ業者の口座であっても、少額取引向けの口座と上級者向けの口座では、最低入金額が違うケースも少なくありません。
上級者向けの口座では、ほかの口座よりも最低入金額が高めに設定される傾向があります。
少額でFXを始めようと考えている場合は、利用する口座の最低入金額を確認しておきましょう。
最大レバレッジ
最大レバレッジも、FXブローカーを選ぶ際にチェックしておきたいポイントです。
同じFX会社であっても、最大レバレッジが口座ごとに異なるケースも多いです。
また、銘柄ごとに個別の最大レバレッジが設定されている場合もあります。
取引したい銘柄がすでに決まっている場合は、口座の最大レバレッジだけではなく、銘柄のレバレッジも確認しておきましょう。
海外FX業者によっては、ダイナミックレバレッジと呼ばれる特殊な仕組みを採用している場合もあります。
ダイナミックレバレッジでは、取引量が多くなるほど適用されるレバレッジが低くなっていきます。
少額取引ではあまり気にする必要はありませんが、ある程度まとまった額で取引する際は注意が必要です。
スプレッド
海外FX業者を選ぶ際は、スプレッドも確認しておきましょう。
FXブローカーの公式サイト上に、各銘柄のスプレッドが掲載されている場合もありますが、スプレッドは常に変化します。
可能であれば、デモ口座などで直近のスプレッドを確認しておくべきでしょう。
特に週明けや早朝の時間帯は、スプレッドが広がりやすいです。
スプレッドの広がりやすさもブローカーによって異なるため、週明けや早朝に取引することが多い場合は、チェックしておいた方がよいでしょう。
特にデイトレやスキャルピングなど、1日の間に何回も取引する場合はスプレッドの狭いFX業者を選択することが重要です。
スキャルピング・自動売買の可否
海外FX業者によっては、スキャルピングや自動売買プログラムを使用した取引を禁止していることもあります。
規約に違反した場合、口座を凍結される恐れもあるので、事前に利用規約を確認しておくことが重要です。
また、スキャルピングを許可しているブローカーであっても、自動売買プログラムを使用してサーバーに高い負荷がかかるほど、短期間で売買を繰り返すと取引を停止させられる場合もあります。
スキャルピングや自動売買で取引する予定の方は、禁止事項をチェックしておきましょう。
海外FX業者では、両建て取引が禁止されている場合もあります。
また、両建てを許可しているブローカーであっても、複数の口座や複数のFX業者を利用した両建てを禁止しているケースも少なくありません。
両建てを用いた取引手法を使用している方は注意が必要です。
海外FXと国内FXの税金
海外FXで一定以上の利益が出た場合、確定申告が必要です。
FXで出した利益を申告しなかった場合、無申告加算税や重加算税などが課されるため、通常よりも多く税金を支払わなければなりません。
FXを始めるのであれば、税金についても理解しておきましょう。
総合課税と申告分離課税
海外FXは総合課税、国内FXでは申告分離課税で税金を計算します。
分類 | 課税方法 |
海外FX | ほかの所得と合算して税金を計算 |
国内FX | FXによる所得とほかの所得を分けて計算 |
総合課税とは、給与所得や不動産所得など、ほかの所得と合算して税金を計算する方法です。
サラリーマンが海外FXで利益を得た場合、会社の給与と合算して税金を計算します。
一方、申告分離課税とは、FXによる所得とほかの所得を分けて個別に計算する方法です。
サラリーマンであれば、給与所得とFXによる所得を分けて、それぞれ税金を計算します。
海外FXの税率
海外FXと国内では、適用される税率も異なります。
先にご紹介したように、海外FXでは約15~55%、国内FXでは一律20.315%の税率が適用されます。
ぞれぞれの税率の内訳は、以下のとおりです。
税目 | 税率 |
所得税率 |
海外FX:5~45% 国内FX:15% |
住民税率 |
海外FX:10% 国内FX:5% |
復興特別税率 |
海外FX:所得税額の2.1% 国内FX:0.315% |
海外FXの所得税は、所得額に応じて7段階の税率が設定されています。
1万円ほどの差で適用される税率が10%増える場合もあるので、複数の収入減がある方は注意が必要です。
損益通算
国内FXでは、過去3年の損失の繰り越しが認められています。
FXを初めて1年目に損失が出た場合、2年目の利益から1年目の損失を差し引いて申告することができます。
海外FXには損失の繰り越しは認められていません。
2年目に利益が出たとしても、1年目の損失を差し引くことはできないため、国内FXよりも税金が高くなる可能性があります。
法人化すれば海外FXでも損失を10年繰り越すことができますが、法人の運用にはコストもかかるため法人化は慎重に検討しましょう。
目的に合わせた海外FX業者を選ぼう!
海外FX業者で取引する場合は、事前にどのような会社なのか情報を集めておくことが大切です。
今回ご紹介した海外FX業者は実績のある会社なので、大きなトラブルが発生する可能性は低いですが、情報の少ない新興ブローカーを利用する場合は信頼できる業者かしっかり見極める必要があります。
不安な方は、ある程度知名度・実績のある海外FX業者を選ぶべきでしょう。
また、FX業者によって取引条件は異なるので、自身の取引スタイルに合った会社を選ぶ必要があります。
ボーナスだけに注目するのではなく、取引コストや取り扱い銘柄、レバレッジなどの条件もチェックした上で、利用するFX会社を選びましょう。