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ボリュームを考慮した価格の変化をアラートで通知するMT4インジケーターを表示する「ticks_volume_indicator_1.1」

更新日時:

ticks_volume_indicator_1.1スクリーンショット

ボリュームを考慮して価格の変化を分析したいと考えたことはないでしょうか。

「ticks_volume_indicator_1.1」は、上記の用途のために考案されたインジケーターで、次のような方に向いています。

  1. ボリュームを考慮して価格の変化を分析したい方

  2. チャートに張り付いているのが難しい方

  3. 値動きの転換を分析したい方

上記のような方のためにこの記事では、「ticks_volume_indicator_1.1」について解説します。

  1. ticks_volume_indicator_1.1の概要
  2. ticks_volume_indicator_1.1を表示する方法
  3. ticks_volume_indicator_1.1のパラメーター解説
  4. まとめ

ticks_volume_indicator_1.1の概要

「ticks_volume_indicator_1.1」は、ボリュームを考慮した価格の変化率を算出するインジケーターで、条件が揃うとアラートで通知します。

「ticks_volume_indicator_1.1」は以下の方法で算出されます。

UpTicks=(ボリューム+(始値-終値))/2

DownTicks=ボリューム-UpTicks

EMAU=UpTicksの「r」期間指数平滑移動平均

EMAD=DownTicksの「r」期間指数平滑移動平均

DEMAU=EMAUの「s」期間指数平滑移動平均

DEMAD=EMADの「s」期間指数平滑移動平均

TVIC=100×(DEMAU-DEMAD)/(DEMAU+DEMAD)

TVI(Ticks_Volume_Indicator)=TVICの「u」期間指数平滑移動平均

アラートが有効になる条件はパラメーターから変更可能で、アラートにはいくつかパターンがあります。

「searchHight」が無効になっている場合、直近のTVIの値が「levelUP」を上回り、かつ1つ前のTVIより減少するとアラートを発します。

また、直近のTVIの値が「levelDOWN」を下回り、かつ1つ前のTVIより増加した場合もアラートを発します。

「searchHight」と「AllHights」が有効になっている場合、直近のTVI>1つ前のTVI<2つ前のTVIか直近のTVI<1つ前のTVI>2つ前のTVIになるとアラートを発します。

ticks_volume_indicator_1.1を表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

ticks_volume_indicator_1.1のダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

ticks_volume_indicator_1.1

MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT4でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

ticks_volume_indicator_1.1のパラメーター解説

ticks_volume_indicator_1.1パラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

入力項目 入力内容

r

EMA平滑化期間

初期値:12

EMAの算出期間を設定します。

s

DEMA平滑化期間

初期値:12

DEMAの算出期間を設定します。

u

Ticks_Volume_Indicator平滑化期間

初期値:5

インジケーターの平滑化期間を設定します。

alerts

アラートの有効/無効

初期値:false

falseに設定するとアラートが無効になります。

play

音声通知の有効/無効

初期値:false

trueに設定すると音声通知が有効になります。

strelka

矢印の表示/非表示

初期値:true

falseに設定すると矢印が非表示になります。

searchHight

値幅検出の有効/無効

初期値:true

falseに設定すると値幅の検出が無効になります。

NaOtkrytieSvechi

矢印の表示制限の有効/無効

初期値:true

falseに設定すると矢印と表示制限が無効になります。

AllHights

パターン検出の有効/無効

初期値:false

trueに設定するとパターン検出が有効になります。

barp

TVIを比較する期間

初期値:0

インジケーターの値を比較する期間を設定します。

levelUP

上昇の閾値

初期値:4

上昇判定を行う閾値を設定します。

levelDOWN

下降の閾値

初期値:-4

下降判定を行う閾値を設定します。

「r」「s」はそれぞれの移動平均線の算出期間を設定するための項目で、値に応じて価格に対するインジケーターの反応速度が変化します。

「levelUP」と「levelDOWN」は、アラートの判定に必要な閾値を設定するための項目です。

アラートが発せられる頻度が高過ぎる場合は、「levelUP」をより大きな値に設定し、「levelDOWN」をより小さな値に設定しましょう。

まとめ

「ticks_volume_indicator_1.1」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。

  1. ボリュームを考慮した価格の変化率を表示する。

  2. 一定の条件が揃うとアラートで通知する。

「ticks_volume_indicator_1.1」は、ボリュームを考慮した価格の変化を分析したい方に向いているインジケーターです。

アラート機能もついているため、インジケーターのシグナルを見逃すことも少ないでしょう。