算出期間の異なる3つADXをもとにエントリーとイグジットのタイミングを表示するMT4インジケーター「TASSKlT」
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長期的な相場の流れに沿ってエントリーする方法はないだろうかと考えたことはないでしょうか。
「TASSKlT」は、算出期間の異なる3つのADXをもとに、エントリーのタイミングをマーカーで表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
大局的な相場の流れに逆らわずにエントリーしたい方
トレンドを捉えたい方
ADXをよく使用する方
以上のような方のためにこの記事では、「TASSKlT」について解説します。
TASSKlTの概要
「TASSKlT」を起動すると、シグナルに応じた方向の矢印が表示され、上昇シグナルが出ている場合は、上向きの青い矢印が表示され、下降シグナルが出ている場合は、下向きの赤い矢印が表示されます。
「TASSKlT」がシグナルを発する条件は以下の通りです。
3つ全てのADXが上昇していること。
最も算出期間の短いADX>35かつ2番目に算出期間の短いADX>30
エントリーの方向は、最も算出期間の短いADXのDMIにもとづいています。
上昇シグナルが発信され続けている間は、ローソク足が青色で塗りつぶされた状態で表示され、下降シグナルが発信され続けている間は、ローソク足が赤色で塗りつぶされた状態で表示されます。
シグナルの発信が止むとイグジットの水準が、水平のラインで表示されます。
動意の薄い相場では、シグナルが発信されてからすぐに止まる場合もあるため、シグナルが継続するか否か見極める必要があります。
TASSKlTを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
TASSKlTのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
TASSKlTのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「TASSKlT」のパラメータは、ADXの算出期間を設定するための項目のみで構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
ADXperiod1 |
ADX1の算出期間 初期値:10 ADX1の算出期間を設定します。 |
ADXperiod2 |
ADX2の算出期間 初期値:14 ADX2の算出期間を設定します。 |
ADXperiod3 |
ADX3の算出期間 初期値:20 ADX3の算出期間を設定します。 |
「ADXperiod1」「ADXperiod2」「ADXperiod3」の値に応じてインジケーターの反応速度が変化します。
大きな値に設定すると価格に対する反応が緩やかになり、反対に小さな値に設定すると反応が俊敏になります。
算出期間はADXperiod1が最も小さく、ADXperiod3が最も大きい値に設定されていますが、ADXperiod1を最も大きな値に設定し、ADXperiod3を最も小さな値に変更しても、インジケーター側で算出期間の大小を検出して計算を行うため、インジケーターの算出に支障はありません。
まとめ
「TASSKlT」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
エントリーのタイミングと方向を矢印で表示する。
上向きの矢印は上昇のシグナル、下向きの矢印は下降のシグナル。
シグナルが発せられている間はローソク足が塗りつぶされた状態で表示される。
シグナルが止むと水平なラインでイグジット水準を表示する。
「TASSKlT」は、トレンド相場でエントリーしたい方に向いているインジケーターです。
ADXを普段からよく使用する方は、一度試してみてはいかがでしょうか。