DMIの+DIと-DIのクロスでシグナルを出すMT4インジケーター『ADX Crossing』
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「ADX_Crossing」は、DMIをベースにしたインジケータで、+DIと-DIが交差したポイントにドットを表示します。
「ADX_Crossing」は、次のような方に向いているインジケータです。
値動きの転換を大まかに把握しておきたい方
トレンドフォロー型の手法を使用している方
DMIを使用している方
この記事では、「ADX_Crossing」の使い方やパラメーターの設定方法について、詳しく解説していきます。
ADX_Crossingの概要
「ADX_Crossing」は、相場の強さや方向性を確認することができるDMIの+DIが-DIを下から上抜けたときに緑のドットを表示し、逆に-DIが+DIを下から上抜けたときに赤のドットを表示するMT4用のインジケーターです。
また、サウンドアラート機能もついており、ドットが表示された際には音声で知らせてくれます。
DMI(Directional Movement Index)とは、トレンドの強さや相場の状況・方向性を確認することができるテクニカル指標で、通常は「+DI」「-DI」「ADX」の3本のラインで構成されています。
DMIの詳しい見方や特徴は割愛しますが、基本的には+DIと-DIのクロスでエントリーするため、このインジケーターを使うことで買いシグナルおよび売りシグナルが非常に分かりやすくなるかと思います。
このインジケーターの+DIと-DIのクロスでシグナルを出してくれる機能はDMIを使っている人にとって非常に便利ですが、レンジ相場では頻繁にシグナルが出てしまうため注意しましょう。
ADX_Crossingを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
ADX_Crossingのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
ADX_Crossingのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
ADXbars |
ADXの算出期間 初期値:50 ADXの算出期間を設定します。 |
CountBars |
インジケーターを表示する期間 初期値:350 値を大きくするほど過去にさかのぼってインジケーターを表示します。 |
UseSound |
サウンドアラートの有効/無効 初期値:true falseに設定するとサウンドアラートが無効になります。 |
SoundFile |
音声ファイル 初期値:wait.waw サウンドアラートで使用する音声ファイルを設定します。 |
なお、デフォルトではADXbarsは50に設定されているので、別途サブウィンドウにADXを表示させる場合は同じ値になるように設定すると良いかと思います。
まとめ
「ADX_Crossing」の使い方・パラメーターの設定について解説してきましたが、要点は以下の通りです。
+DIが-DIを上回ると緑色のドットが表示される。
-DIが+DIを上回ると赤色のドットが表示される。
レンジ相場ではシグナルが頻繁に出るため注意が必要。
「ADX_Crossing」は、DMIをよく使用する方におすすめのインジケーターです。
サウンドアラート機能もついているため、値動きの転換を見逃す心配も少なくなるかと思います。