スムーズド処理が行われた滑らかなADXを表示するMT4インジケーター『ADX Smoothed』
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ADXを使用してトレンドの存在を確認してからエントリーしたものの、すぐにADXが低下してエントリーの根拠が崩れてしまったという経験はないでしょうか。
「ADX_Smoothed」は、ADXにスムージング処理を行いノイズを低減させたインジケーターで、次のような方に向いています。
ADXのノイズに悩まされている方
トレンドの強さを測定したい方
トレンドフォロー系の手法を使用している方
上記のような方のためにこの記事では、「ADX_Smoothed」について解説していきます。
ADX_Smoothedの概要
「ADX Smoothed」は、通常かなりジグザクしてしまうAverage Directional Movement Indexをスムーズド処理を行うことによってかなり滑らかにして表示するMT4用のインジケーターで、上下動やクロスが見やすくなるのが特徴です。
画像を見ていただくと分かるように、通常のADX(サブウィンドウ上)に比べこのインジケーターのADX(サブウィンドウ下)のほうが滑らかに描画され、上下動や+DIと-DIのクロスが見やすくなっています。
ちなみにAverageDirectionalMovementIndex(ADX)とは、日本語で平均方向性指数と呼ばれるトレンドの強弱を判断することができるテクニカル指標で、基本的にはADXの水準と+DIと-DIのクロスでエントリーします。
ただし、ADXはあくまでトレンドの強弱を示唆するテクニカル指標であり、トレンドの方向性を表すものではないという点に注意が必要です。
ADXをスムージングして、ノイズを減少させたインジケーターはほかにも出回っており、ほとんどの場合、単純移動平均か指数平滑移動平均が用いられていますが、「ADX_Smoothed」のスムージング処理は通常の移動平均とは異なり、ラグが少なくなっています。
ADX_Smoothedを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
ADX_Smoothedのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
ADX_Smoothedのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
per |
期間 初期値:8 ADXの算出期間を設定します。 |
alpha1 |
スムーズド処理に使用 初期値:0.25 インジケーターの感度が変化します。 |
alpha2 |
スムーズド処理に使用 初期値:0.33 値を小さくするほどインジケーターの表示が滑らかになります。 |
PriceType |
適用価格 初期値:0 インジケーターの算出に用いる適用価格を設定します。 |
「alpha1」と「alpha2」については、実際にパラメーターを変更しながらインジケーターの描写を確認した方が動作を理解しやすいかもしれません。
特にこだわりが無ければ変更しないほうが良いかと思います。
まとめ
「ADX_Smoothed」の使い方やパラメーターの設定方法について解説してきましたが、最後に要点をまとめておきます。
ADXにスムージング処理を施している。
使い方は通常のADXと同じ。
「ADX_Smoothed」は、ノイズの少ないADXを使用したいという方に向いているインジケーターです。
また、一般的な平滑化方法でスムージングしたADXと比較すると、値動きに対するラグも少ないため、スムージング処理によるラグが気になる方にもおすすめです。