15分足~月足までのADXをサブウィンドウにまとめて一気に表示するMT4インジケーター『All_ADX』
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取引のプランを考える際に、短期的なトレンドだけではなく長期的なトレンドの強さを把握しておくことで、潜在的なリスクを避けることができます。
「All_ADX」は、複数の時間足のADXをまとめて表示できるインジケーターで、以下のような方に向いています。
長期的なトレンドの強さを確認したい方
ADXを使用している方
上記のような方のためにこの記事では、「All_ADX」について解説していきます。
All_ADXの概要
「All_ADX」は、サブウィンドウに15分足、30分足、1時間足、4時間足、日足、週足、月足のAverageDirectionalMovementIndex(ADX)をまとめて一気に表示するMT4用のインジケーターで、このインジケーターを導入すると、画像のようにサブウィンドウを縦に分割して15分足~月足までのADXが全て表示されます。
ちなみにAverageDirectionalMovementIndex(ADX)とは、日本語で平均方向性指数と呼ばれるトレンドの強弱を判断することができるテクニカル指標で、基本的にはADXラインでトレンドの強弱を判断し、+DIと-DIのクロスでエントリーします。
ただし、ADXはあくまでトレンドの強弱を示唆するテクニカル指標であり、トレンドの方向性を表すものではないという点に注意が必要です。
15分足~月足までのADXが全てまとめて表示されるため、1つ1つは見にくいですが、下位足のチャート上でも上足のADXを確認することが出来ます。マルチタイムフレーム機能がついているものとお好みで使い分けると良いかと思います。
All_ADXを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
All_ADXのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
All_ADXのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
ADXPeriod |
ADXの期間 初期値:14 トレンドを測定する期間を設定します。 |
ShowHigeherTimeframes |
上位足のADXの表示・非表示 初期値:true falseに設定すると上位足のADXが非表示になります。 |
barPerTimeFrame |
1つのADXの横幅 初期値:65 ADXを表示する各ウィンドウの幅を設定します。 |
txtColor |
テキストの色 初期値:Silver テキストの色を設定します。 |
separatorColor |
分割している縦線の色 初期値:DimGray ADXを表示しているウィンドウの縦線の移動設定します。 |
「barPerTimeFrame」の値を変更することで1つのADXの横幅を変更することができ、この値を65に変更すると、MT4のチャートを最大の拡大率から三回縮小したときに丁度15分足~月足までのADXが全て表示される大きさになるかと思います。
分割して15分足~月足までのADXが表示されるため、1つ1つのADXが小さくなってしまい見づらいですが、人によってはマルチタイムフレームで表示させるよりも使いやすいかもしれません。
また、例えば15分足、30分足、1時間足のADXだけを表示させたい、というような場合は、先述の「barPerTimeFrame」の値を調整することで上記3つのADXだけを表示させることも可能です。
まとめ
「All_ADX」の使い方やパラメーターについて解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
15分足、30分足、1時間足、4時間足、日足、週足、月足のADXをまとめて表示できる。
インジケーターの見方は通常のADXと同じ。
「All_ADX」は、複数の時間足のADXを一目で確認できるため、長期的なトレンドの強さを把握してから、取引のプランを立てたい方におすすめのインジケーターです。
使い方はMT4に標準でインストールされているADXと変わらないため、ADXを普段から使用している方であれば、使い方やパラメーターの設定で戸惑うことも少ないかと思います。
ADXを使用したトレードをしている人にとっては非常に便利なインジケーターとなりえるかもしれませんので、興味がある方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。