相場のボラティリティを考慮して追従するラインを表示するMT4インジケーター「StepMA_v6」
更新日時:
トレンドが発生しているかどうか判断に迷った経験はないでしょうか。
「StepMA_v6」は、トレンドの方向を確認する際に、便利なインジケーターで次のような方に向いています。
トレンドの有無を分析したい方
トレンドの方向を確認したい方
ボラティリティの変化に対応できるインジケーターを探している方
この記事では「StepMA_v6」について詳しく解説します。
StepMA_v6の概要
インジケーターを起動すると、チャート上に水色のラインが表示されます。
「StepMA_v6」は、値動きに追従するラインを表示するインジケーターで、価格の変化が一定値以下だった場合は、水平なラインを表示します。
トレンド相場ではトレンドの方向に動き、レンジ相場では水平に表示されるため、ラインがステップ状に描写される点が特徴です。
デフォルトの状態では、ATRで検出したボラティリティにもとづいて、ステップサイズが決定されます。
また、初期設定ではラインのみが表示されますが、パラメーターを変更することで、ライン上にトレンドの方向に合わせたドットを表示することもできます。
StepMA_v6を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
StepMA_v6のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
StepMA_v6のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「StepMA_v6」のパラメーターは、6つの項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
Length |
ATRの期間 初期値:10 ATRの算出期間を設定します。 |
Kv |
感度 初期値:1.0 インジケーターの感度を設定します。 |
StepSize |
ステップサイズ 初期値:0 インジケーターに反映する最小の値幅を設定します。 |
Advance |
シフト 初期値:0 インジケーターの表示位置が左右に変化します。 |
HighLow |
算出方法 初期値:false トレンドを判定する方法を設定します。 |
Color |
カラーモード 初期値:false trueに設定するとマーカーが表示されます。 |
「Length」はATRの算出期間を設定するための項目で、小さな値に設定するほどインジケーターの変化が緩やかになります。
「Kv」はインジケーターの感度を設定するための項目で、小さな値に設定するほど価格の変化に細かく追従します。
「StepSize」は、インジケーターに反映する最小値幅を設定するための項目で、0より大きな値に設定している場合は入力した値、0以下に設定している場合はATRにもとづいて算出した値が適用されます。
「Color」はカラーモードを設定するための項目で、trueに設定すると上昇トレンドで青色、下降トレンドで赤色のドットが表示されます。
まとめ
「StepMA_v6」の特徴をまとめると以下のようになります。
価格にステップ状に追従する ラインを表示する。
相場のボラティリティに合わせてステップのサイズが変化する。
上昇トレンドでは青色、下降トレンドでは赤色のドットを表示する。
「StepMA_v6」は、トレンドの方向を分析したい方に向いているインジケーターです。
トレンドの有無の判断に迷った時などに活用するとよいでしょう。
エントリーのタイミングを分析するためのインジケーターではないため、ほかのインジケーターと組み合わせて使用することをおすすめします。