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T3で平滑化したADXを表示するMT4インジケーター「SmADX」

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SmADXスクリーンショット

ADXはトレンドの有無と方向を分析する際に使用するインジケーターですが、ノイズに悩まされた経験はないでしょうか。

「SmADX」は、平滑化処理を施したADXを表示するインジケーターで、次のような方に向いています。

  1. トレンドの有無を分析したい方

  2. トレンドの方向を分析したい方

  3. ADXをよく使用する方

以上のような方のためにこの記事では、「SmADX」について解説します。

  1. SmADXの概要
  2. SmADXを表示する方法
  3. SmADXのパラメーター解説
  4. まとめ

SmADXの概要

「SmADX」を起動するとサブウィンドウ上に3本のラインが表示されます。

青緑色のラインはADX、黄緑色のラインは+DI、ベージュのラインは-DIです。

「SmADX」では、通常通りADXを算出した後で、各ラインにT3移動平均で平滑化処理を施しています。

T3移動平均は、特殊な方法で3重に指数平滑移動平均したもので、価格の変化に対する反応が速い一方で、ノイズが少ないという特徴があります。

そのため、ADXのノイズを低減しつつも、平滑化によるラグを最小限に抑えています。

インジケーターの見方は通常のADXと同様です。

+DIが-DIより高い水準で推移している場合は、価格が上昇していることを示しており、反対に-DIが+DIより高い水準で推移している場合は、価格が下降していることを示しています。

ADXが25を超えて上昇している場合、強いトレンドが発生している可能性を示唆しています。

SmADXを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

SmADXのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

SmADX

MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT4でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

SmADXのパラメーター解説

SmADXパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「SmADX」のパラメーターは、T3に関する項目とADXに関する項目で構成されています。

入力項目 入力内容

t3_period

T3の期間

初期値:4

T3移動平均の算出期間を設定します。

b

平滑化因数

初期値:0.7

T3移動平均の感度が変化します。

per

ADXの期間

初期値:14

ADXの算出期間を設定します。

applied_price

適用価格

初期値:0

ADXの適用価格を番号で指定します。

「b」は、平滑化因数を設定するための項目で、設定した値に応じてT3の感度が変化します。

「applied_price」は、ADXの算出に用いる価格の種類を設定するための項目です。

0に設定した場合は終値、1は始値、2は高値、3は安値、4は中央値、5はTP、6を入力すると加重終値が適用されます。

まとめ

「SmADX」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。

  1. T3移動平均で平滑化したADXを表示する。

  2. ADXは青緑、+DIは黄緑、-DIはベージュのラインで表示される。

  3. 使い方は通常のADXと同じ。

「SmADX」は、ノイズの少ないADX系のインジケーターを探している方に向いているインジケーターです。

一般的なADXと使い方は同じなので、普段からADXを使用している方であれば、使い方で戸惑うこともないでしょう。

トレンド相場で好んで取引している方は、試してみてはいかがでしょうか。