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高値・安値とATRをもとにした損切に使えるラインを表示するMT4インジケーター『ATRStops_v1[1].1』

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ATRStops_v1[1].1スクリーンショット

トレンド相場でエントリーしたものの、どの程度の水準に損切り注文を入れれば良いのか迷ってしまったことはないでしょうか。

「ATRStops_v1[1].1」は、損切水準をチャート上に表示するインジケーターで、次のような方に向いています。

  1. トレンド相場での損切水準を分析したい方

  2. ボラティリティを考慮して損切水準を決定したい方

この記事ではそういった方のために、「ATRStops_v1[1].1」について解説していきます。

  1. ATRStops_v1[1].1の概要
  2. ATRStops_v1[1].1を表示する方法
  3. ATRStops_v1[1].1のパラメーター解説
  4. まとめ

ATRStops_v1[1].1の概要

「ATRStops_v1[1].1」は、高値・安値とATRをもとに、トレンド相場での損切に使えるラインをチャート上に表示するMT4用のインジケーターで、このインジケーターを導入すると、画像のように、上昇トレンドであればローソク足の下に青のラインが表示され、逆に下降トレンドであればローソク足の上に赤色のラインが表示されます。

このインジケーターの計算方法等について述べられているサイトがほぼ無いため、ソースコードをざっと見た限りの情報にはなりますが、それぞれのラインは以下のような計算方法で算出されているようです。

青線・・・高値 - ATR × 係数

赤線・・・安値 - ATR × 係数

そして、ローソク足の動きをもとに上昇トレンドなのか下降トレンドなのかを判断し、これらのラインをローソク足の下または上に表示しているようです。

このインジケーターはトレンド相場での損切で非常に役立つインジケーターで、上昇トレンドであれば終値が青線を下抜けたら(実体部分が下抜けたら)損切をして、逆に下降トレンドであれば終値が赤線を上抜けたら(実体部分が上抜けたら)損切をします。

ただし、ローソク足のヒゲの部分(高値・安値)は、度々ラインを上抜け・下抜けしてしまうので、必ず実体部分が上抜け・下抜けして確定するのを待ちます。

ある海外サイトでこのインジケーターの評価が投票形式で行われていたのですが、非常に高い評価を受けていました。

実際に、トレンド相場では非常に良く機能するようですが、レンジ相場ではほとんど機能しませんので注意しましょう。

ATRStops_v1[1].1を表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

ATRStops_v1[1].1のダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

ATRStops_v1[1].1

MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT4でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

ATRStops_v1[1].1のパラメーター解説

ATRStops_v1[1].1パラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

入力項目 入力内容

Length

算出期間

初期値:10

インジケーターで一度に算出できる最大期間を設定します。

ATRPeriod

ATRの期間

初期値:5

ATRの算出期間を設定します。

Kv

係数

初期値:2.5

どの程度離れた位置に損切水準を置くのかを設定します。

「ATRStops_v1[1].1」は、一定期間中の高値や安値を基準に損切水準を算出しており、「Kv」でどの程度、損切水準を離すのか設定します。

ATRの期間と「Kv」は最適化されているようなので、特にこだわりがなければ変更しないほうが良いかと思います。

基本的にどの時間足でも、デフォルトの設定で問題なく使用できます。

まとめ

「ATRStops_v1[1].1」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。

  1. 上昇トレンドではローソク足の下に青色のラインで損切り水準を表示する。

  2. 下降トレンドではローソク足の上に赤色のラインで損切り水準を表示する。

「ATRStops_v1[1].1」は、トレンド相場での損切り水準をどのようにして決めれば良いのか分からないという方に、向いているインジケーターです。

ATRを用いているため、ボラティリティの変化にもそれなりに対応できるのでおすすめです。

トレンド相場での損切が苦手な人にとって、非常に魅力的なインジケーターではないでしょうか。