ボリンジャーバンドをもとにした アラート付きの損切りラインを表示するMT4インジケーター『BBands_Stop_v1_with_alert』
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トレンド相場で利益の乗ったポジションを保有している時に、損切り水準をどこに設定すれば良いのか迷ってしまった経験はないでしょうか。
「BBands_Stop_v1_with_alert」は、トレンド相場での損切り水準を表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
トレンドフォロー型の手法を使用している方
トレンドで可能な限り利益を伸ばしつつ損失を抑えたい方
以上のような方のためにこの記事では、「BBands_Stop_v1_with_alert」について解説していきます。
- BBands_Stop_v1_with_alertの概要
- BBands_Stop_v1_with_alertを表示する方法
- BBands_Stop_v1_with_alertのパラメーター解説
- まとめ
BBands_Stop_v1_with_alertの概要
「BBands_Stop_v1_with_alert」は、名前の通り、ボリンジャーバンドをもとに損切の目安として使用出来るラインを表示するMT4用のインジケーターです。
このインジケーターは、相場が下降トレンドであればボリンジャーバンドのアッパーバンドをもとにしたラインを表示し、上昇トレンドであればローワーバンドをもとにしたラインを表示します。
このインジケーターで表示されるラインは、トレンドが一定方向に続けば続くほど継続するため、ラインを価格が突き抜けたときに損切をするというように、トレーリングストップのように使用できます。
似ているインジケーターとして、以前紹介した「BBands_1_Stop_v1」というインジケーターがありますが、このインジケーターでは異なる計算方法を利用しているためラインが長く継続するようになり、さらにアラート機能が追加されています。
BBands_Stop_v1_with_alertを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
BBands_Stop_v1_with_alertのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
BBands_Stop_v1_with_alertのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Length |
ボリンジャーバンドの算出期間 初期値:20 値動きに対するボリンジャーバンドの反応速度が変化します。 |
Deviation |
ボリンジャーバンドの偏差 初期値:1 ボリンジャーバンドの幅が変化します。 |
MoneyRisk |
リスク係数 初期値:1.00 ラインのオフセットを調整します。 |
Signal |
シグナルモード 初期値:1 シグナルモードを番号で設定します。 0:ストップシグナルのみ有効、1:エントリーとイグジットのシグナル有効、2:エントリーのシグナルのみ有効 |
Line |
ラインの表示/非表示 初期値:1 0に設定するとラインが非表示になります。 |
Nbars |
バーカウント 初期値:1000 インジケーターを表示する範囲を設定します。 |
SoundON |
サウンドアラートの有効/無効 初期値:true falseに設定するとサウンドアラートが無効になります。 |
「Length」は、ボリンジャーバンドの算出期間を設定するための項目で、値を大きくするほど価格に対するインジケーターの反応が緩やかになります。
「MoneyRisk」は、価格とインジケーターのラインの距離を設定するための項目で、値を大きくするほど価格から離れた水準にラインを表示します。
つまり、「MoneyRisk」の値を大きくすればするほど、ラインが継続する(大きく利益をとれるようになる)代わりに、損切も大きくということです。
必要に応じて調整すると良いでしょう。
まとめ
「BBands_Stop_v1_with_alert」を使用する際のポイントをまとめると以下のようになります。
ボリンジャーバンドをベースにしている。
損切り水準を表示する。
ラインの色が切り替わった場合、トレンドが反転した可能性がある。
「BBands_Stop_v1_with_alert」は、トレンド相場で保有中のポジションの利益を守りつつ、可能な限りトレンドに乗り続けたい時におすすめのインジケーターです。
ボリンジャーバンドをもとにしたトレーリングストップ系のインジケーターで、中々精度も高そうなので、損切が苦手な人にとっては非常に便利なインジケーターではないでしょうか。
気になった方は、試してみるとよいかもしれません。