中心線となる移動平均線の種類および適用価格が変更可能なボリンジャーバンドを表示するMT4インジケーター『Bollinger MA Price』
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ボリンジャーバンドは、テクニカル分析においてよく使用されるインジケーターのひとつで、MT4にも標準でインストールされています。
「Bollinger_MA_Price」は、以下のような方に向いてるインジケーターです。
ボリンジャーバンドをよく使用する方
ボリンジャーバンドの反応速度に不満がある方
ボリンジャーバンドをカスタマイズしたい方
この記事では上記のような方のために、「Bollinger_MA_Price」について解説します。
Bollinger_MA_Priceの概要
「Bollinger MA Price」は、中心線となる移動平均線の種類および適用価格が変更可能なボリンジャーバンドを表示するMT4用のインジケーターです。
MT4に最初からインストールされているボリンジャーバンドの中心線(移動平均線)の種類は変更できませんが、このインジケーターのボリンジャーバンドの中心線(移動平均線)は、SMA・EMA・SMMA・LWMAの中から選択することができます。
中心線となる移動平均線の種類が変われば、もちろん上下バンドの動きも変わるため、それぞれの移動平均線の特徴にもとづいたボリンジャーバンドが形成されます。
例えば、中心線にLWMA(線形加重移動平均線)を使用すれば、直近の価格に比重を置いたボリンジャーバンドが形成されるということですね。
Bollinger_MA_Priceを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Bollinger_MA_Priceのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Bollinger_MA_Priceのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
BandsPeriod |
ボリンジャーバンドの期間 初期値:20 ボリンジャーバンドの価格に対する反応速度が変化します。 |
BandsShift |
表示移動 初期値:0 ボリンジャーバンドの表示位置が左右に移動します。 |
BandsDeviation |
ボリンジャーバンドの偏差 初期値:2.0 ボリンジャーバンドの幅が変化します。 |
MA_Method |
移動平均線の種類 初期値:0 移動平均線の種類を下記の番号で指定します。 0:単純移動平均、1:指数平滑移動平均、2:平滑化移動平均、3:線形加重移動平均 |
Applied_price |
移動平均線の適用価格 初期値:0 移動平均線の適用価格を下記の番号で指定します。 0:終値、1:始値、2:高値、3:安値、4:中央値、5:TP、6:加重終値 |
「BandsPeriod」は、ボリンジャーバンドの算出期間を設定するための項目で、小さな値に設定するほど価格への反応が速くなります。
「BandsDeviation」は、ボリンジャーバンドの偏差を設定するための項目で、大きな値に設定するほどボリンジャーバンドの幅が広くなります。
まとめ
「Bollinger_MA_Price」について解説してきましたが、最後に要点をまとめておきます。
ボリンジャーバンドの移動平均線の種類を変更できる。
移動平均線の種類によって値動きへの反応が変化する。
「Bollinger_MA_Price」は、ボリンジャーバンドを自身に合わせてカスタマイズしたい方に向いているインジケーターです。
中心線の種類が変更できること以外は、通常のボリンジャーバンドと全く同じなので、通常のボリンジャーバンドを使用するよりもこのインジケーターを使ったほうが良いかもしれません。
ボリンジャーバンドを使ったトレードをしている方は、一度試してみると良いでしょう。