ローソク足のヒゲに色を着けてトレンドの方向を表示するMT4インジケーター「VQ_bars」
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トレンドの向きを分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「VQ_bars」は、Volatility_qualityというトレンドの方向を分析するためのインジケーターをベースにしたもので、次のような方に向いています。
トレンドの方向を分析したい方
サブウィンドウに表示するインジケーターの数を減らしたい方
以上のような方のためにこの記事では、「VQ_bars」について解説します。
VQ_barsの概要
Volatility qualityは、Thomas Stridsmanによって考案されたインジケーターで、始値・高値・安値・終値の平均をもとにトレンドの方向を表示します。
「VQ_bars」は、Volatility qualityの値が上昇している間は、ローソク足のヒゲの部分を緑色で表示し、下降している場合は赤色で表示します。
Volatility qualityが、上昇しているのか下降しているのかさえ分かればよいという方には、ちょうど良いインジケーターと言えます。
VQ_barsを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
VQ_barsのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
VQ_barsのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Length |
価格の平滑化期間 初期値:5 移動平均の算出期間を設定します。 |
Method |
平滑化方法 初期値:3 移動平均の算出方法を設定します。 |
Smoothing |
平滑化のシフト 初期値:1 移動平均のオフセットを設定します。 |
Filter |
フィルターの閾値 初期値:5 フィルターの効き具合を調整します。 |
Steady |
Steadyモードの有効/無効 初期値:false falseに設定するとSteadyモードが無効になります。 |
「Length」は、移動平均の算出期間を設定するための項目で、値に応じてインジケーターの価格に対する反応速度が変化します。
「Method」は、移動平均の算出方法を設定するための項目です。
単純移動平均、指数平滑移動平均、平滑化移動平均、線形加重移動平均を選択できます。
「VQ_bars」の算出には、通常2種類の終値の平均が用いられますが、「Steady」をtrueに設定すると、終値の代わりに中央値が算出に用いられます。
まとめ
「VQ_bars」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
Volatility qualityの状態に応じてローソク足の色が変化する。
緑色で表示されている場合はVolatility qualityが上昇している状態。
赤色で表示されている場合はVolatility qualityが下降している状態。
「VQ_bars」は、トレンドの方向を分析したい方に向いているインジケーターです。
「VQ_bars」を使用する際は、他のインジケーターと組み合わせて使用することをおすすめします。