チャネル幅を自動的に調整するエンベロープを表示するMT4インジケーター『AutoEnvelope』
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保有中のポジションに利益が乗ったものの、どこで利益を確定するべきか迷ってしまったという経験はないでしょうか。
「AutoEnvelope」は、利益確定水準の目安として使用できるバンドを表示するインジケーターで、以下のような方に向いています。
利益確定水準をどのようにして決めればよいのか分からない方
ボリンジャーバンドやエンベロープが自身に合わないと感じている方
この記事ではそういった方のために、「AutoEnvelope」について解説していきます。
AutoEnvelopeの概要
「AutoEnvelope」は、直近100本のローソク足の標準偏差を計算することによって、チャネル幅を自動的に選択するエンベロープのようなバンドを表示するMT4用のインジケーターで、利確の目安となるポイントを示唆してくれます。
このインジケーターについて言及されていた海外サイトによると、このインジケーターのバンドは、指数平滑移動平均線(EMA)を中心線として(2本のEMAを使用する場合は短期の方)描画され、上下バンドは、日足のチャートであれば過去2,3か月の全価格の95%を含むそうです。
上下のバンドは魅力的な利益確定目標を示唆し、上のラインの近くでロングの決済、下のラインの近くでショートの決済をする、といった使い方をするようです。
また、中心線のEMAが上下どちらかのラインに近づいてきた場合、その方向のトレンドが強いことも示唆するようです。
基本的には、ボリンジャーバンドやエンベロープと同じような使い方ができるインジケーターですが、上下バンドを大幅に突き抜けることが多いので、逆張りエントリーには使用しないほうが良いかもしれません。
AutoEnvelopeを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
AutoEnvelopeのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
AutoEnvelopeのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
mme_period |
移動平均線1の期間 初期値:26 長期移動平均線の算出期間を設定します。 |
mme2_period |
移動平均線2の期間 初期値:13 短期移動平均線の算出期間を設定します。 |
stdev_period |
標準偏差の期間 初期値:60 標準偏差を算出する期間を設定します。 |
band_mme |
バンドの平滑化期間 初期値:200 バンドを平滑化する期間を設定します。 |
hide |
表示・非表示 初期値:false trueに設定するとインジケーターが非表示になります。 |
「stdev_period」は60、「band_mme」は200に設定することが開発者によって推奨されているため、これらのパラメーターは初期設定のまま使用した方が良いでしょう。
まとめ
「AutoEnvelope」を、使用をする際のポイントをまとめると以下のようになります。
直近100本のローソク足の標準偏差に基づいてバンドを表示する。
価格が上のラインに近づいた場合は、強い上昇トレンドが存在していることを示唆しており、下のラインに近づいた場合は、強い下降トレンドの存在を示唆している。
上のラインの近くでロングの決済、下のラインの近くでショートの決済をする。
「AutoEnvelope」は、上記のような特徴から利益確定水準を確認したい方に、向いているインジケーターです。
あくまで利益確定のみに使用すると、中々良いポイントを示唆してくれるかと思いますので、気になった方は試してみてはいかがでしょうか。