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1本の移動平均線と上下2本のバンドを表示してトレンドの向きや方向性を判断するMT4インジケーター『Keltner_Channel』

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「Keltner_Channel」は、移動平均線をベースにしたチャネルで、トレンドを分析する際に使用されます。

「Keltner_Channel」は、以下のような方に向いています。

  1. トレンドの方向を調べたい方

  2. エントリーのタイミングを調べたい方

この記事では、「Keltner_Channel」の使い方やパラメーターの設定方法について解説していきます。

  1. Keltner_Channelの概要
  2. Keltner_Channelを表示する方法
  3. Keltner_Channelのパラメーター解説
  4. まとめ

Keltner_Channelの概要

インジケーターを起動すると、チャート上に白いラインでチャネルの中間水準と上限・下限が表示されます。

「Keltner_Channel」は、1960年代にChester W. Keltner氏によって考案されたテクニカル指標で、ボリンジャーバンドのように1本の移動平均線(中間線)とそれを中心に挟んだ上下2本の線で構成されており、これら3本の線を使ってトレンドの向きや方向性を判断しエントリーすることができるインジケーターです。

「Keltner_Channel」を構成する3本の線はそれぞれ呼び方が決まっており、中心の移動平均線を中間線(基本線)、中間線上部の線をアッパーバンド、中間線下部の線をローワーバンドと呼びます。

基本的な使い方としては、「Keltner_Channel」の傾きによってトレンドの方向性を確認して、アッパーバンドを価格が上抜けした場合は強い上昇トレンドが発生していると判断、逆にローワーバンドを価格が下抜けした場合は強い下降トレンドが発生していると判断します。また、中間線をクロスしたときに順張りでエントリーしたり、上下どちらかのバンドに触れた際に逆張りでエントリーしたりといった使い方もあります。

「Keltner_Channel」の計算方法は以下の通りです。

平均値 =(高値+安値+終値)÷ 3

バンド偏差 = 移動平均(高値 - 安値)のn日間の平均

中間線 = 平均値のN日間単純移動平均

アッパーバンド = 中間線 + バンド幅

ローワーバンド = 中間線 - バンド幅

「Keltner_Channel」では基本的に10日間の平均を使用することが多いですが、自由に設定することも可能です。

Keltner_Channelを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

Keltner_Channelのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

Keltner_Channel

MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT4でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

Keltner_Channelのパラメーター解説

Keltner Channelsのパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「Keltner_Channel」のパラメーターは、インジケーターの算出期間を設定する「period」のみで構成されています。

入力項目 入力内容

period

ケルトナーチャネルの算出期間

初期値:10

値を大きくすると価格に対する反応が緩やかになります。

先述の通り、ケルトナーチャネルのでは10日間の期間が使われることが多いですが、他のインジケーターとの兼ね合いや使用する時間足に合わせて変更するとよいかと思います。

まとめ

「Keltner_Channel」の使い方とパラメーターの設定方法について解説しました。

ポイントをまとめると以下のようになります。

  1. チャネルの傾きでトレンドの方向を判断する。

  2. 価格がアッパーバンドを上に抜けた場合は強い上昇トレンドが発生している状態。

  3. 価格がローワーバンドを下に向けた場合は強い下降トレンドが発生している状態。

  4. 中間生を価格が抜けた場合は順張り。

  5. アッパーバンドやローワーバンドに価格が到達した後、逆張りする手法もある。

「Keltner_Channel」は、トレンド相場でエントリーするタイミングを知りたい方に向いているインジケーターです。

ボリンジャーバンドに似た使い方ができるため、ボリンジャーバンドが使いにくいと感じている場合は「Keltner_Channel」を試してみるのも良いかもしれません。