ATRの要素を加えてボラティリティに合わせてバンド幅が変化するケルトナーチャネルMT4インジケーター『Keltner_ATR_Band』
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「Keltner_ATR_Band」は、相場のボラティリティーに合わせて幅が変化するケルトナーチャネルを表示するインジケーターです。
「Keltner_ATR_Band」は、次のような方に向いています。
ケルトナーチャネルをよく使用する方
ボラティリティーの変化が激しい相場で取引をしている方
上記のような方のためにこの記事では、「Keltner_ATR_Band」の使い方やパラメーターの設定方法について解説します。
Keltner_ATR_Bandの概要
インジケーターを起動するとチャート上に、白いラインでケルトナーチャネルが表示されます。
「Keltner_ATR_Band」は、ケルトナーチャネルにATR(Average True Range)の要素を加えることによって、ボリンジャーバンドのように相場のボラティリティに合わせてバンド幅が変化するインジケーターです。
ATR(Average Ture Range)とは、相場における変動率(ボラティリティー)を表す指標のことで、相場が激しく動くときはATRの値は大きく上昇し、逆に動きのほとんどない相場ではATRの値は大きく減少します。
「Keltner_ATR_Band」では、通常のケルトナーチャネルのように中間線を超えたところで順張りでエントリーしたり上下どちらかのバンドにタッチしたときに逆張りでエントリーしたりといった使い方が出来るのに加え、ケルトナーチャネルにATRの要素が加わることによってボラティリティに合わせてバンド幅が変化するため、相場の勢いに基づいたトレードをすることができます。
Keltner_ATR_Bandを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Keltner_ATR_Bandのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Keltner_ATR_Bandのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
MAPeriod |
移動平均線の算出期間 初期値:50 価格に対するケルトナーチャネルの反応が緩やかになります。 |
ATRMult |
ATR変数 初期値:3.75 チャネルの幅が変化します。 |
なお、デフォルトでは中間線が50期間移動平均線になっており、そこから3.75ATR分離れたところに上下バンドが描画されるようになっています。
使用する時間足に合わせてほとんどのローソク足がバンド内に収まるように値を設定するとよいかと思います。
まとめ
「Keltner_ATR_Band」を使い方について解説しましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
相場のボラティリティーに合わせてチャネルの幅が変化する。
チャネルの中間水準を価格が超えた場合は順張りでエントリー。
チャネルの上限や下限に価格が接触した場合は逆張りでエントリー。
「Keltner_ATR_Band」は、ボラティリティーの変化が激しい相場で取引をしている方に、向いているインジケーターです。
通常のケルトナーチャネルが使いにくいと感じている方は、「Keltner_ATR_Band」試してみると良いかもしれません。