フィボナッチを係数として用いたチャネルを表示するMT4インジケーター「Silver-channels+」
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トレンドの始まりを分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「Silver-channels+」は、高値・安値を基準にしたラインで構成されるチャネルを表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
トレンドの始まりを分析したい方
一目均衡表をよく使用する方
以上のような方のためにこの記事では、「Silver-channels+」について解説します。
Silver-channels+の概要
「Silver-channels+」を起動するとチャート上に8本のラインが表示されます。
それぞれのラインの算出方法は以下の通りです。
Silver-channel High=安値+(高値-安値)×SilvCh/100
Silver-channel 安値=高値-(高値-安値)×SilvCh/100
Sky-channel High=安値+(高値-安値)×SkyCh/100
Sky-channel 安値=高値-(高値-安値)×SkyCh/100
Zen-channel High=安値
Zen-channel 安値=高値
Future-channel 安値=安値-(高値-安値)×FutCh/100
Future-channel High=高値+(高値-安値)×FutCh/100
「Silver-channels+」は、「Silver-channels」というインジケーターから派生したもので、シフト機能が追加されている点がオリジナルと異なります。
「Silver-channels」の開発者によると、一目均衡表と組み合わせて使用できるとのことなので、「Silver-channels+」も同様の使い方ができると考えられます。
Silver-channels+を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Silver-channels+のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Silver-channels+のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Shift |
シフト 初期値:3 チャネルの表示位置が左右に移動します。 |
TSP |
Futureラインのシフト 初期値:9 Futureラインの表示位置が左右に移動します。 |
SSP |
算出期間 初期値:26 インジケーターの算出期間を設定します。 |
SilvCh |
Silverラインの係数 初期値:38.2 Silverラインの表示位置が変化します。 |
SkyCh |
Skyラインの係数 初期値:23.6 Skyラインの表示位置が変化します。 |
ZenCh |
Zenラインの係数 初期値:0 Zenラインの表示位置が変化します。 |
FutCh |
Futureラインの係数 初期値:61.8 Futureラインの表示位置が変化します。 |
初期設定状態では各ラインの係数にフィボナッチが設定されていますが、値を変更することで任意の位置にラインを調整できます。
まとめ
「Silver-channels+」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
フィボナッチを係数として用いたチャネルを表示する。
「Silver-channels」にシフト機能を追加したインジケーター。
一目均衡表と組み合わせて使用できる。
「Silver-channels+」は、トレンドの始まりを分析したい方に向いているインジケーターです。
一目均衡表を普段からよく使用する方は、一度試してみると良いでしょう。