フィボナッチリトレースメントとチャネルを表示するMT4インジケーター「T1-FiboRetracement3」
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価格が反転する可能性のある水準を、分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「T1-FiboRetracement3」は、フィボナッチリトレースメントと高値・安値にもとづくチャネルを表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
値動きの反転を分析したい方
フィボナッチリトレースメントをよく使用する方
以上のような方のためにこの記事では、「T1-FiboRetracement3」について解説します。
T1-FiboRetracement3の概要
「T1-FiboRetracement3」を起動すると、フィボナッチリトレースメントの各水準が黄色いラインで表示され、チャネルの上限と下限は黒いライン、チャネル内の各水準は黒い破線で表示されます。
「T1-FiboRetracement3」のチャネルの各水準は、以下の方法によって算出されます。
f2=N期間安値+(N期間高値-N期間安値)/6
f3=N期間安値+(N期間高値-N期間安値)/3
f4=N期間安値+(N期間高値-N期間安値)/2
f5=N期間安値+(N期間高値-N期間安値)×2/3
f6=N期間安値+(N期間高値-N期間安値)×5/6
フィボナッチリトレースメントは、一般的なものと変わりありませんので、使い方に戸惑うということもないでしょう。
T1-FiboRetracement3を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
T1-FiboRetracement3のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
T1-FiboRetracement3のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
nLeft |
高値/安値の検出範囲(左) 初期値:50 高値/安値を遡って検出する範囲を設定します。 |
nRight |
高値/安値の検出範囲(右) 初期値:50 高値/安値を検出する範囲を設定します。 |
filter |
フィルター閾値 初期値:10 フィルターの効き具合が変化します。 |
「nLeft」と「nRight」は、インジケーターの算出に用いる高値と安値を検出する期間設定するための項目で、大きな値に設定するほど長期的な値動きがインジケーターに反映されます。
まとめ
「T1-FiboRetracement3」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
フィボナッチリトレースメントとチャネルを表示する。
フィボナッチリトレースメントは黄色いラインで表示される。
チャネルの上限と下限は黒の実線、そのほかのラインは黒い破線で表示される。
フィボナッチリトレースメントを自動的に表示できますので、頻繁にフィボナッチリトレースメントを使用する方にとっては便利なインジケーターと言えます。
また、高値/安値などのサポートライン/レジスタンスライン付近でエントリーすることが多いという方にとっても、使い勝手の良いインジケーターなのではないでしょうか。
シンプルな構造のインジケーターですので、使い方に戸惑うことも少ないかと思います。