高値と安値をもとに中期的な値動きの方向をラインで表示するMT4インジケーター「Silver-sen」
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値動き方向をラインで表示するインジケーターといえば移動平均線がよく知られていますが、他のインジケーターはないのだろうかと考えたことはないでしょうか。
「Silver-sen」は、一目均衡表の基準線をベースにしたインジケーターで、次のような方に向いています。
中期的な値動きの方向を確認したい方
トレンドフォロー系の手法を使用している方
大局的な相場の流れに逆らわずにエントリーしたい方
以上のような方のためにこの記事では、「Silver-sen」について解説します。
Silver-senの概要
「Silver-sen」を起動するとチャート上に水色のラインが表示されます。
一般的な基準線は、26期間中の最高値と最安値の中間水準を表示したものですが、「Silver-sen」は以下の方法で算出されます。
「Silver-sen」=「SSP」期間中の最安値+(「SSP」期間中の最高値-「SSP」期間中の最安値)×「SSK」/100
「Silver-sen」は中間水準を表示するのではなく、安値を基準にして高値から安値までの値幅の73.4%の水準にラインを表示します。
ラインが上昇している場合は中期的な値動きが上昇している状態で、反対にラインが下降している場合は中期的な動きが下降している状態です。
Silver-senを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Silver-senのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Silver-senのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「Silver-sen」のパラメーターは、価格を検出する期間を設定するための項目とインジケーターの係数を設定するための項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
SSP |
検出期間 初期値:26 高値・安値を検出する期間を設定します。 |
ShiftP |
検出期間のシフト 初期値:6 値に応じて高値・安値の検出期間をシフトします。 |
SSK |
係数 初期値:73.4 インジケーターの算出に用いる係数を設定します。 |
「SSP」は、最高値と最安値を検出する期間を設定するための項目です。
「ShiftP」は、SSPの位置を調整するための項目で、設定した値に応じて最高値と最安値を検出する期間がシフトします。
「SSK」は、インジケーターの算出に用いる係数を設定するための項目で、設定した値に応じてラインが表示される水準が変化します。
まとめ
「Silver-sen」について解説してきましたがポイントをまとめると以下のようになります。
一目均衡表の基準線がベースになっている。
中期的な値動きの方向を示している。
「Silver-sen」は、中期的な値動きの方向を確認したい方に向いているインジケーターです。
エントリーのタイミングを計るためのインジケーターではないので、使用する際は注意しましょう。
大局的な流れに逆らわずにエントリーしたいという方は、一度試してみてはいかがでしょうか。