トレンド相場での損切水準を表示するMT4インジケーター「StepMA_v7a」
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上手くトレンドに乗れたものの、損切りが遅くなってしまい利益が減ってしまった経験はないでしょうか。
「StepMA_v7a」は、移動平均線のようなラインを表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
トレンド相場における損切水準を確認したい方
トレンド相場で利益を伸ばしたい方
この記事では「StepMA_v7a」について詳しく解説します。
StepMA_v7aの概要
「StepMA_v7a」を起動するとチャート上に赤色のラインが表示されます。
一見すると移動平均線のように見えますが、「StepMA_v7a」は2種類のラインを状況ごとに切り替えて表示しています。
ATRをもとにボラティリティを検出し、移動平均線に検出したボラティリティを加算・減算してラインを表示している点が、「StepMA_v7a」の特徴です。
上昇トレンドでは価格の下にラインが表示され、下降トレンドでは価格の上にラインを表示します。
ラインは損切り水準の目安として使用できるため、手動で損切り水準をトレーリングしたい場合に活用すると良いでしょう。
StepMA_v7aを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
StepMA_v7aのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
StepMA_v7aのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Length |
ATRの期間 初期値:10 ATRの算出期間を設定します。 |
Kv |
感度 初期値:1.0 インジケーターの感度を設定します。 |
StepSize |
ステップサイズ 初期値:0 インジケーターに反映する最小の値幅を設定します。 |
MA_Mode |
移動平均の種類 初期値:0 移動平均の算出方法を設定します。 |
Advance |
シフト 初期値:0 インジケーターの表示位置が左右に変化します。 |
Percentage |
変化率 初期値:0 インジケーターの表示位置が上下に移動します。 |
HighLow |
算出方法 初期値:false トレンドを判定する方法を設定します。 |
Color |
カラーモード 初期値:0 インジケーターの表示モードを設定します。 |
BarsNumber |
表示範囲 初期値:0 インジケーターを表示する範囲をバーの数で設定します。 |
period |
移動平均の期間 初期値:10 移動平均の算出期間を設定します。 |
「StepSize」はインジケーターに反映する最小値幅を設定するための項目で、初期設定の状態ではATRにもとづいて値幅が決定されます。
「MA_Mode」は移動平均の算出方法を設定するための項目で、0に設定した場合はSMA、1に設定した場合はLWMAが適用されます。
「Percentage」は変化率を設定するための項目です。
正の値に設定した場合はラインの表示位置が上に移動し、負の値に設定した場合は下に移動します。
「period」は移動平均の算出期間を設定するための項目で、期間を長く設定するほど長期的な値動きがインジケーターに反映されます。
まとめ
「StepMA_v7a」について解説してきましたが、ポイントをまとめると次のようになります。
値動きに追従する移動平均のようなラインを描写する。
上昇トレンドではローソク足の下にラインを描写する。
下降トレンドではローソク足の上にラインを描写する。
「StepMA_v7a」は、トレンド相場における損切りの目安を確認したい方に適したインジケーターです。
大きめのプルバックではダマしになる場合もあるので、使用する際は注意しましょう。