MAとRSIもともにトレンドの方向を矢印で表示するMT4インジケーター「Stalin」
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移動平均線のゴールデンクロス・デッドクロスでトレンドの方向を分析する方法は広く知られていますが、ダマしのシグナルに悩まされた経験はないでしょうか。
「Stalin」は、移動平均線とRSIをベースにしたインジケーターで次のような方に向いています。
移動平均線のクロスによるダマしのシグナルを減らしたい方
トレンドが発生したかどうかを分析したい方
以上のような方のためにこの記事では、「Stalin」について解説します。
Stalinの概要
インジケーターを起動すると、チャート上に水色とピンクの矢印が表示されます。
RSIが50以上で推移している状態で、移動平均線ゴールデンクロスすると上向きの水色の矢印が表示されます。
反対に、RSIが50以下で推移している状態で移動平均線がどっどクロスすると下向きのピンクの矢印が表示されます。
水色の矢印は上昇トレンドが発生したことを示しており、ピンクの矢印は下降トレンドのシグナルです。
また、トレンドの発生をアラートで知らせることもできます。
初期設定の状態では無効になっているので、必要な場合はパラメーターで有効にしましょう。
Stalinを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Stalinのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Stalinのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
MAMethod |
移動平均線の種類 初期値:1 移動平均線の算出方法を設定します。 |
MAShift |
移動平均線のオフセット 初期値:0 移動平均線をシフトする期間を設定します。 |
Fast |
短期移動平均線の算出期間 初期値:14 短期移動平均線の反応速度が変化します。 |
Slow |
長期移動平均線の算出期間 初期値:21 長期移動平均線の反応速度が変化します。 |
RSI |
RSIの算出期間 初期値:17 RSIの反応速度が低下します。 |
Confirm |
アラートの閾値1 初期値:0.0 アラートとの閾値を設定します。 |
Flat |
アラートの閾値2 初期値:0.0 アラートとの閾値を設定します。 |
SoundAlert |
サウンドアラートの有効/無効 初期値:false trueに設定するとサウンドアラートが有効になります。 |
EmailAlert |
メールアラートの有効/無効 初期値:false trueに設定するとメールアラートが有効になります。 |
「MAMethod」から「Slow」までの項目は移動平均線に関するパラメーターです。
「MAMethod」は移動平均線の算出方法を設定するための項目で、デフォルトの状態では指数平滑移動平均線に設定されています。
「SoundAlert」「EmailAlert」はパラメーターの有効/無効を設定するための項目です。
初期設定では両方とも無効になっているので、必要な場合はパラメーターをtrueに変更しましょう。
まとめ
「Stalin」の特徴をまとめると以下のようになります。
移動平均線とRSIをもとにトレンドの方向を矢印を表示する。
RSIが50以上で移動平均線のゴールデンクロスが発生した場合は上向きの水色の矢印を表示する。
RSIが50以下で移動平均線のデッドクロスが発生した場合は上向きのピンクの矢印を表示する。
「Stalin」はトレンドの発生を確認したい方に向いているインジケーターです。
移動平均線のゴールデンクロス・デッドクロスでトレンドの分析を行っている方は、一度試してみてはいかがでしょうか。