トレンドの方向と強さをヒストグラムで表示するMT4インジケーター「Rads_HAS_Ext」
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トレンドを視覚的に捉えられるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「Rads_HAS_Ext」は、移動平均線をベースにしたインジケーターで次のような方に向いています。
トレンドを視覚的にとらえたい方
トレンドの方向を分析したい方
トレンドの強さを分析したい方
この記事では「Rads_HAS_Ext」について詳しく解説します。
Rads_HAS_Extの概要
「Rads_HAS_Ext」は、2種類の移動平均線の差をヒストグラムで表示するインジケーターです。
算出期間の短い移動平均線が、期間の長い移動平均線より上で推移している場合は、緑色のヒストグラムを表示。
反対に、時間の短い移動平均線が長い期間の移動平均線より下で推移している場合は赤色のヒストグラムを表示します。
移動平均線の差が大きいほど長いヒストグラムが表示され、強いトレンドが発生していることを示しています。
Rads_HAS_Extを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Rads_HAS_Extのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Rads_HAS_Extのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
FastClosePeriod |
終値の短期移動平均線の期間 初期値:13 終値の短期移動平均線の算出期間を設定します。 |
FastCloseShift |
終値の短期移動平均線のシフト 初期値:0 終値の短期移動平均線のオフセットを設定します。 |
FastOpenPeriod |
始値の短期移動平均線の期間 初期値:34 始値の短期移動平均線の算出期間を設定します。 |
FastOpenShift |
始値の短期移動平均線のシフト 初期値:0 始値の短期移動平均線のオフセットを設定します。 |
SlowClosePeriod |
終値の長期移動平均線の期間 初期値:34 終値の長期移動平均線の算出期間を設定します。 |
SlowCloseShift |
終値の長期移動平均線のシフト 初期値:0 終値の長期移動平均線のオフセットを設定します。 |
SlowOpenPeriod |
始値の長期移動平均線の期間 初期値:64 始値の長期移動平均線の算出期間を設定します。 |
SlowOpenShift |
始値の長期移動平均線のシフト 初期値:0 始値の長期移動平均線のオフセットを設定します。 |
「FastClosePeriod」「FastOpenPeriod」は、それぞれの移動平均線の算出期間を設定するための項目です。
期間に応じて、各移動平均線の値動きに対する反応速度が変化します。
「FastCloseShift」「FastOpenShift」は、移動平均線のオフセットを設定するための項目です。
インジケーターの製作者は、0に設定して使用することを推奨しているのでそのまま使用した方が良いでしょう。
「SlowClosePeriod」移行の項目については、筆者の環境が原因なのか、インジケーターの不具合かは不明ですが、設定してもヒストグラムは表示されませんでした。
まとめ
「Rads_HAS_Ext」の特徴をまとめると以下のようになります。
終値と始値の移動平均線の差をヒストグラムで表示する。
上昇トレンドでは緑色のヒストグラムを表示
下降トレンドでは赤色のヒストグラムを表示
「Rads_HAS_Ext」は、トレンドの方向と強さを分析したい方に向いているインジケーターです。
トレンドを視覚的に捉えやすくなるので、トレンドフォロー型の手法を使用している方であれば、活用できる場面があるのではないでしょうか。