移動平均線の向きをドットで表示するMT4インジケーター「st_ind_2」
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大まかなトレンドの方向を分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「st_ind_2」は線形加重移動平均線をベースにしたインジケーターで、次のような方に向いています。
チャート上に表示するラインを少なくしたい方
大まかなトレンドの方向を把握しておきたい方
以上のような方のためにこの記事では、「st_ind_2」について解説します。
st_ind_2の概要
インジケーターを起動すると、チャート上に白と赤色のドットが表示されます。
「st_ind_2」の算出方法は以下の通りです。
cMA=「MovingAvg」線形加重移動平均線
pMA=1期間シフトした「MovingAvg」線形加重移動平均線
pMA<=cMAの場合、白いドットを表示
pMA>=cMAの場合、赤色のドットを表示
線形加重移動平均線が上昇している場合は白いドットを表示し、下降している場合は赤色のドットを表示します。
チャートの背景色を白に設定している場合、上昇時のドットが背景と同化してしまうため、ドットか背景色の色を変更する必要があります。
ドットの色を変更する場合はチャート上で右クリックして、「表示中のインジケーター」→「st_ind_2」→「色の設定」から変更しましょう。
移動平均線自体は表示されないため、すでに他のインジケーターを表示している場合でも、チャートがごちゃごちゃしてしまうこともありません。
st_ind_2を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
st_ind_2のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
st_ind_2のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「st_ind_2」のパラメーターは移動平均線の算出期間を設定する項目のみで構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
MovingAvg |
算出期間 初期値:10 移動平均線の算出期間を設定します。 |
「MovingAvg」は移動平均線の算出期間を設定するための項目です。
期間を短く設定した場合、値動きに対するインジケーターの反応が早くなり、長く設定した場合は反応が緩やかになります。
まとめ
「st_ind_2」について解説してきましたがポイントをまとめると以下のようになります。
線形加重移動平均線の向きをドットで表示するインジケーター。
線形加重移動平均線が上昇している場合は白いドットを表示する。
線形加重移動平均線が下降している場合は赤いドットを表示する。
「st_ind_2」は、トレンドの方向を確認したい方に向いているインジケーターです。
移動平均線そのものは表示されないため、すでに他のインジケーターをチャート上に表示している場合などにも活用できるでしょう。
「st_ind_2」は、エントリーのシグナルを発するタイプのインジケータではないため、使用する際は他のインジケーターと組み合わせて使用する必要があります。