T3をベースに7本の移動平均線を表示するMT4インジケーター「RoundPrice-Ext」
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複数の移動平均線をまとめて表示できればと考えたことはないでしょうか。
「RoundPrice-Ext」は、7本の移動平均線をまとめて表示できるインジケーターで、次のような方に向いています。
複数の移動平均線を表示してトレンドを分析している方
ラグの少ない移動平均線を探している方
この記事では「RoundPrice-Ext」について詳しく解説します。
RoundPrice-Extの概要
「RoundPrice-Ext」を起動すると、チャート上に複数の移動平均線が表示されます。
「RoundPrice-Ext」が表示する移動平均線は、算出期間をずらしたものではなく、T3移動平均を算出する各段階の移動平均です。
各ラインは以下の方法で算出されます。
b2=b×b
b3=b2×b
c1=-b3
c2=(3×(b2+b3))
c3=-3×(2×b2+b+b3)
c4=(1+3×b+b3+3×b2)
n=「t3_period」
n=1+0.5×(n-1)
w1=2 / (n+1)
w2=1 - w1
e1(赤)=w1×終値+w2×1つ前のe1
e2(黄緑)=w1×e1+w2×1つ前のe2
e3(水色)=w1×e2+w2×1つ前のe3
e4(青)=w1×e3+w2×1つ前のe4
e5(赤紫)=w1×e4+w2×1つ前のe5
e6(紫)=w1×e5+w2×1つ前のe6
t3(黄)=c1×e6+c2×e5+c3×e4+c4×e3
ひとつのインジケーターで複数の移動平均線を表示できるので、個別に移動平均線を設定する手間を省けるでしょう。
RoundPrice-Extを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
RoundPrice-Extのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
RoundPrice-Extのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
t3_period |
算出期間 初期値:8.0 T3移動平均の算出期間を設定します。 |
b |
平滑化因数 初期値:0.7 T3移動平均の感度が変化します。 |
「t3_period」は、T3移動平均の算出期間を設定するための項目です。
設定した値に応じて、T3移動平均に反映されるトレンドの期間が変化します。
「b」は、平滑化因数を設定するための項目です。
大きな値に設定すると移動平均線の感度が高くなり、小さな値動きがインジケーターに反映されます。
まとめ
「RoundPrice-Ext」の特徴をまとめると以下のようになります。
T3移動平均線をベースにしている
T3移動平均を算出する各段階の移動平均線を表示する
「RoundPrice-Ext」は、トレンドの有無を分析したい方に向いているインジケーターです。
複数の移動平均線を表示してトレンドの方向を分析している方であれば、活用できる場面があるのではないでしょうか。