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T3をベースに7本の移動平均線を表示するMT4インジケーター「RoundPrice-Ext」

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RoundPrice-Extスクリーンショット

複数の移動平均線をまとめて表示できればと考えたことはないでしょうか。

「RoundPrice-Ext」は、7本の移動平均線をまとめて表示できるインジケーターで、次のような方に向いています。

  1. 複数の移動平均線を表示してトレンドを分析している方

  2. ラグの少ない移動平均線を探している方

この記事では「RoundPrice-Ext」について詳しく解説します。

  1. RoundPrice-Extの概要
  2. RoundPrice-Extを表示する方法
  3. RoundPrice-Extのパラメーター解説
  4. まとめ

RoundPrice-Extの概要

「RoundPrice-Ext」を起動すると、チャート上に複数の移動平均線が表示されます。

「RoundPrice-Ext」が表示する移動平均線は、算出期間をずらしたものではなく、T3移動平均を算出する各段階の移動平均です。

各ラインは以下の方法で算出されます。

b2=b×b

b3=b2×b

c1=-b3

c2=(3×(b2+b3))

c3=-3×(2×b2+b+b3)

c4=(1+3×b+b3+3×b2)

n=「t3_period」

n=1+0.5×(n-1)

w1=2 / (n+1)

w2=1 - w1

e1(赤)=w1×終値+w2×1つ前のe1

e2(黄緑)=w1×e1+w2×1つ前のe2

e3(水色)=w1×e2+w2×1つ前のe3

e4(青)=w1×e3+w2×1つ前のe4

e5(赤紫)=w1×e4+w2×1つ前のe5

e6(紫)=w1×e5+w2×1つ前のe6

t3(黄)=c1×e6+c2×e5+c3×e4+c4×e3

ひとつのインジケーターで複数の移動平均線を表示できるので、個別に移動平均線を設定する手間を省けるでしょう。

RoundPrice-Extを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

RoundPrice-Extのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

RoundPrice-Ext

MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT4でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

RoundPrice-Extのパラメーター解説

RoundPrice-Extパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

入力項目 入力内容

t3_period

算出期間

初期値:8.0

T3移動平均の算出期間を設定します。

b

平滑化因数

初期値:0.7

T3移動平均の感度が変化します。

「t3_period」は、T3移動平均の算出期間を設定するための項目です。

設定した値に応じて、T3移動平均に反映されるトレンドの期間が変化します。

「b」は、平滑化因数を設定するための項目です。

大きな値に設定すると移動平均線の感度が高くなり、小さな値動きがインジケーターに反映されます。

まとめ

「RoundPrice-Ext」の特徴をまとめると以下のようになります。

  1. T3移動平均線をベースにしている

  2. T3移動平均を算出する各段階の移動平均線を表示する

「RoundPrice-Ext」は、トレンドの有無を分析したい方に向いているインジケーターです。

複数の移動平均線を表示してトレンドの方向を分析している方であれば、活用できる場面があるのではないでしょうか。