FXで何やっても勝てなくて、やったコト

MACD・AC・AOの示す方向をチャート上に一覧で表示するMT4インジケーター「Williams_IndsS」

更新日時:

Williams_IndsSスクリーンショット

テクニカルインジケーターには、上手く機能する状況とそうではない状況があるため、複数のインジケーターを組み合わせて使用している方も多いのではないでしょうか。

「Williams_IndsS」は、3種類のインジケーターが示す方向を矢印で表示するインジケーターで、次のような方に向いています。

  1. 複数のインジケーターのシグナルをもとにトレンドを分析したい方

  2. MACD・Awesome Oscillator・Accelerator Oscillatorに触れたことがある方

この記事では「Williams_IndsS」について詳しく解説します。

  1. Williams_IndsSの概要
  2. Williams_IndsSを表示する方法
  3. Williams_IndsSのパラメーター解説
  4. まとめ

Williams_IndsSの概要

インジケーターを起動するとチャート右上に矢印が表示されます。

「Williams_IndsS」は、MACD・Awesome Oscillator・Accelerator Oscillatorが、ベースになっていますが、これら3つのインジケーター自体はチャート上に表示されません。

上向きの矢印が表示している場合は該当するオシレーターが上昇していることを示しており、下向きの矢印は下降していることを示しています。

Williams_IndsSを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

Williams_IndsSのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

Williams_IndsS

MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT4でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

Williams_IndsSのパラメーター解説

Williams_IndsSパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

入力項目 入力内容

note1

Parameters of MACD

FastEMA

高速EMA算出期間

初期値:12

高速指数平滑移動平均の算出期間を設定します。

SlowEMA

低速EMA算出期間

初期値:26

低速指数平滑移動平均の算出期間を設定します。

SignalSMA

平滑化期間

初期値:9

平滑期間を設定します。

note2

Coordinates

X

水平方向へのシフト

初期値:20

矢印の表示位置が左右に移動します。

Y

垂直方向へのシフト

初期値:50

矢印の表示位置が上下に移動します。

RowStep

垂直方向の表示間隔

初期値:12

矢印の上下の間隔を設定します。

ColStep

水平方向の表示間隔

初期値:17

矢印の左右の間隔を設定します。

Corner

表示するコーナーを指定

初期値:1

インジケーターを表示する角を設置します。

FSize

文字サイズ

初期値:10

文字の表示サイズを設定します。

note3

Colors, two themes

RectClr

枠の色

初期値:Gray

枠の表示色を設定します。

TxtClr

文字の色

初期値:White

文字の表示色を設定します。

UpClr

上昇矢印の色

初期値:Lime

上昇矢印の表示色を設定します。

DnClr

下降矢印の色

初期値:Red

下降矢印の表示色を設定します。

White_Chart_Theme

ホワイトカラーテーマの有効/無効

初期値:True

falseに設定するとホワイトカラーテーマが無効になります。

RectClr1

枠の色1

初期値:Gray

枠 1の表示色を設定します。

TxtClr1

文字の色1

初期値:Maroon

文字1の表示色を設定します。

UpClr1

上昇矢印の色1

初期値:Green

上昇矢印1の表示色を設定します。

DnClr1

下降矢印の色1

初期値:Red

下降矢印1の表示色を設定します。

「FastEMA」「SlowEMA」「SignalSMA」は、MACDを調整するためのパラメーターです。

一般的なMACDパラメーターと同様の構成になっているため、設定で戸惑うことも少ないでしょう。

AOとACに関連するパラメーターはありませんが、これはMT4インジケーターの開発言語であるMQL4のiAO関数・iAC関数には、もともと算出期間などを設定する引数がないためです。

まとめ

「Williams_IndsS」の特長は以下の通りです。

  1. MACD・Awesome Oscillator・Accelerator Oscillatorの向きを矢印で表示する。

  2. 矢印の表示位置はダブルクリックで調整可能。

「Williams_IndsS」は、複数のインジケーターを確認した上で、トレンドの方向を判断したい方に向いています。

ベースになっているインジケーター自体は表示されないため、エントリーのタイミングを計るのには向いていないインジケーターです。

エントリーのタイミングを計るためには、他のインジケーターや手法と組み合わせて使用する必要があります。

大まかにトレンドの方向を、把握しておきたいという方には、ちょうど良いインジケーターなのではないでしょうか。