MACDの方向を時間枠別に一覧でチャート上に表示するMT4インジケーター「TrackTrend_MACD」

更新日時：2020年05月23日 22:22

TrackTrend_MACDスクリーンショット

マルチタイムフレーム分析ができるMACDがあればと、考えたことはないでしょうか。

「TrackTrend_MACD」は、複数の時間枠のMACDの方向を表示するインジケーターで、次のような方に向いています。

上記のような方のためにこの記事では、「TrackTrend_MACD」について解説します。

TrackTrend_MACDの概要

「TrackTrend_MACD」は、MACDが示している方向を1分足から月足までの時間枠ごとにチャート上に表示するインジケーターです。

「TrackTrend_MACD」がトレンドや転換を検出する条件は以下の通りです。

直近のMACDライン＞前のMACDライン、直近のシグナルライン＞前のシグナルライン直近のMACDライン＞直近のシグナルラインの場合、相場の上昇を検出し「UP」と表示。

直近のMACDライン＜前のMACDライン、直近のシグナルライン＜前のシグナルライン直近のMACDライン＜直近のシグナルラインの場合、相場の下降を検出し「Down」と表示。

直近のMACDライン＜前のMACDライン、直近のシグナルライン＜前のシグナルライン直近のMACDライン＞直近のシグナルラインの場合、上昇への転換を検出し「Down－＞Up」と表示。

直近のMACDライン＞前のMACDライン、直近のシグナルライン＞前のシグナルライン直近のMACDライン＜直近のシグナルラインの場合、下降への転換を検出し「Up－＞Down」と表示。

ただし、MACDそのものは表示されないため、ダイバージェンスなどの分析はできませんので留意しておきましょう。

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

TrackTrend_MACDのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

TrackTrend_MACD

MT4のインジケーター追加（インストール）の手順を説明ページを作ってみました。追加（インストール）手順が分からないという方はご参考下さい。

TrackTrend_MACDパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

入力項目	入力内容
MACD_Fast	高速EMA算出期間初期値：12 高速EMAの算出期間を設定します。
MACD_Slow	低速EMA算出期間初期値：26 低速EMAの算出期間を設定します。
Signal_Period	シグナル平滑化期間初期値：9 シグナルラインの平滑化期間を設定します。
MACD_Price	MACDの適用価格初期値：0 MACDの適用価格を設定します。
MACD_Shift	MACDのシフト初期値：0 MACDの表示位置が左右に移動します。
color_Up	上昇の色初期値：Black 上昇の表示色を設定します。
color_Dn	下降の色初期値：Black 下降の表示色を設定します。
color_UpDn	下降への転換色初期値：Black 上昇から下降へ転換した場合の表示色を設定します。
color_DnUp	上昇への転換色初期値：Black 下降から上昇へ転換した場合の表示色を設定します。
color_TimeFrame	時間枠の色初期値：Black 時間枠の表示色を設定します。
Fontsize	フォントサイズ初期値：14 文字の大きさを設定します。

「TrackTrend_MACD」のパラメーターは、通常のMACDのパラメーターにテキストの表示色を設定するための項目が加わったものなので、MACDを使用したことのある方であれば、設定で戸惑うことも少ないでしょう。

「Fontsize」は、文字の大きさを設定するための項目で、大きな値に設定するほど文字の大きさが大きくなります。

「TrackTrend_MACD」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。

「TrackTrend_MACD」は、それぞれの時間枠のMACDが示している大まかな方向を把握しておきたい方に、向いているインジケーターです。

「TrackTrend_MACD」のみで、エントリーのタイミングを計ることはできませんので、他のインジケーターと組み合わせて、使用することをおすすめします。