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1971年からの全てのローソク足の値動きを平均化したオシレーターを表示するMT4インジケーター『Amplitude_all.mq4』

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Amplitude_allスクリーンショット

可能な限り長期間の値動きの変化を、調べてみたいと考えたことはないでしょうか。

「Amplitude_all」は、MT4で取得可能な過去のレートの平均を表示するインジケーターで、次のような方に向いています。

  1. 長期的な値動きの変化を分析したい方

  2. 特定の通貨ペアの長期間にわたる平均値を調べたい方

この記事では上記のような方のために、「Amplitude_all」について解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

  1. Amplitude_allの概要
  2. Amplitude_allを表示する方法
  3. Amplitude_allのパラメーター解説
  4. まとめ

Amplitude_allの概要

「Amplitude_all」は、MT4で表示可能な1971年からの全てのローソク足の値動きを平均化した値をオシレーターとして表示するMT4用のインジケーターで、実体やヒゲを合わせた全ての値動きだけでなく、実体とヒゲの個別の値動きもオシレーター化して表示します。

このインジケーターについて言及されている海外サイトによると、このインジケーターで表示されるそれぞれのラインは以下のような意味合いを持つそうです。なお、()内は使用されている計算式です。

赤色の実線・・・ローソク足全体の値動き(高値-安値)

緑色の実線・・・ローソク足の実体の値動き(陽線の場合、終値-始値)

青色の実線・・・ローソク足のヒゲ全体の値動き(陽線の場合、(高値-終値)+(始値-安値))

青色の点線・・・ローソク足の上ヒゲの値動き(陽線の場合、高値-終値)

青色の点線・・・ローソク足の下ヒゲの値動き(陽線の場合、始値-安値)

先述の海外サイトでもコメントされていましたが、このインジケーターをどのようにトレードに使うかは難しいところです。

全ての期間の値動きを平均化しているため、多少の値動きではオシレーターはほとんど動かず、ほぼ平坦なラインが常に描画されてしまいます。ポジショントレードなどで、大まかな相場の動きやボラティリティを判断するのに使用できるかもしれません。

参照する期間を変更できるようになれば、もう少し使いやすくなるかもしれませんが、パラメーターから変更できないため、ソースコードを改変する必要があります。

Amplitude_allを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

Amplitude_allのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

Amplitude_all

MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT4でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

Amplitude_allのパラメーター解説

「Amplitude_all」に変更可能なパラメーターはありません。

入力項目 入力内容

無し

変更可能なパラメーターはありません。

まとめ

「Amplitude_all」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。

  1. 赤色の実線はローソク足全体の値動き、緑色の実線はローソク足の実体部分の値動き、青色の実線はローソク足のヒゲ全体の値動きの平均を示している。

  2. 青色の点線はローソク足の上ヒゲと下ヒゲそれぞれの値動きの平均を示している。

  3. 算出期間が長期に渡るため、インジケーターの値の変化は小さい。

「Amplitude_all」は、長期的な値動きの変化を調べたい方に向いているインジケーターです。

インジケーターの算出期間が非常に長いため、短期取引を行っている方にとっては、活用できる場面が少ないインジケーターかもしれません。

用途が限られるインジケーターですが、こういったインジケーターもあるということを覚えておけば、何かの時に役立つことがあるのではないでしょうか。