トレンドの有無とトレンド転換の可能性を示唆する「Aroon」を数値で表示するMT4インジケーター『Aroon Horn』
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トレンドの有無や転換を分析できるオシレーターはないだろうかと、考えたことはないでしょうか。
「Aroon_Horn」は一定期間中に、価格が上昇した期間と下降した期間を比較してトレンドを分析するためのインジケーターで、以下のような方に向いています。
トレンドの有無を確認したい方
トレンドの転換点を分析したい方
上記のようなの方にこの記事では、「Aroon_Horn」について解説します。
Aroon_Hornの概要
「Aroon Horn」は、トレンドの有無とトレンド転換の可能性を示唆する「Aroon」というテクニカル指標を%ではなく数値で表示するMT4用のインジケーターで、このインジケーターに関する情報がほぼ無いため、どういった意図があるのか分かりませんが、パーセント表示ではなく天井と底が104と16に設定されてるAroonを表示します。
ちなみにAroonとはトレンドの転換点・トレンドの有無を確認することが出来るテクニカル指標で、上昇トレンドを表すAroon upと下降トレンドを表すAroon downの2本のラインで構成され、各ラインの算出方法は以下の通りです。
Aroon up = (n期間 ― n期間中の最高値から直近までの足の数) / n期間 × 100
Aroon down = (n期間 ― n期間中の最安値から直近までの足の数) / n期間 × 100
Aroon upがAroon downを下から上に抜けた場合、上昇トレンドが始まった可能性を示唆し、逆に、Aroon down がAroon upを下から上に抜けた場合、下降トレンドが始まった可能性を示唆しています。
また、Aroon upが天井に達した後、買われすぎレベルを下回らず推移し、Aroon downが売られすぎレベル以下で推移している場合、相場が上昇トレンドにある可能性を示唆しています。
反対に、Aroon downが天井に達した後、買われすぎレベルを下回らずに推移し、Aroon upが売られすぎレベル以下で推移している場合、相場が下降トレンドにある可能性を示唆しています。
ただ、このインジケーターでは天井と底が104と16に設定されているので、買われすぎレベルおよび売られすぎレベルをどこに設定するのかが難しいところです。
Aroon_Hornを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Aroon_Hornのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Aroon_Hornのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「Aroon_Horn」のパラメーターは、1項目のみのシンプルな構成になっています。
入力項目 | 入力内容 |
Aroon_Period |
期間 初期値:10 Aroonの算出期間を設定します。 |
「Aroon_Period」は、Aroonの算出期間を設定するための項目で、より長期的な値動きをもとにトレンドを分析したい場合は、大きな値に設定する必要があります。
まとめ
「Aroon_Horn」ついて解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
Aroon upがAroon downを下から上に抜けた場合、上昇トレンドが始まった可能性を示唆している。
Aroon down がAroon upを下から上に抜けた場合、下降トレンドが始まった可能性を示唆している。
天井と底が104と16に設定されている。
「Aroon_Horn」は、相場にトレンドが存在するかどうか確認したい場合や、トレンドが転換する可能性を分析したい場合に向いているインジケーターです。
天井と底が104と16に設定されているので、中々使い道が厳しそうですが、気になった方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。