値幅とATRをもとにトレンドの転換を示唆するオシレーターを表示するMT4インジケーター「Vortex_Oscillator」
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トレンドの転換を分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「Vortex_Oscillator」は、次のような方に向いています。
トレンドの転換を分析したい方
4時間足・日足チャートを使用している方
Vortex Indicatorを使用している方
以上のような方のためにこの記事では、「Vortex_Oscillator」について解説します。
Vortex_Oscillatorの概要
インジケーターを起動すると、サブウィンドウ上に青色のヒストグラムが表示されます。
Vortex Indicatorは、価格が動いた幅とATRをもとに算出した2本のラインを用いて、トレンドの転換を表示するインジケーターで、Etienne BotesとDouglas Siepmanによって考案されました。
「Vortex_Oscillator」は、Vortex Indicatorをオシレーター化したインジケーターです。
「Vortex_Oscillator」は、以下の方法で算出されます。
PlusVM=(直近の高値-前の安値)の絶対値
MinusVM=(直近の安値-前の高値)の絶対値
SumPlusVM=PlusVMを「VI_Length」期間合計した値
SumMinusVM=MinusVMを「VI_Length」期間合計した値
PlusVI=SumPlusVM/ATR
MinusVI=SumMinusVM/ATR
Vortex_Oscillator=PlusVI-MinusVI
インジケーターの中間値は0で、ヒストグラムの値がこの水準と交差した時にシグナルを発します。
このインジケーターの、ベースになっているVortex Indicatorは、4時間足や日足チャートでうまく機能すると言われていますので、「Vortex_Oscillator」も同様の時間枠で使用した方が良いかもしれません。
Vortex_Oscillatorを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Vortex_Oscillatorのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Vortex_Oscillatorのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「Vortex_Oscillator」のパラメーターは、1項目のみのシンプルな構成になっています。
入力項目 | 入力内容 |
VI_Length |
VIの算出期間 初期値:14 インジケーターの算出期間を設定します。 |
「VI_Length」は、インジケーターの算出期間を設定するための項目です。
大きな値に設定するほど長期的な値動きの変化がインジケーターに反映されます。
まとめ
「Vortex_Oscillator」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
ヒストグラムと0水準の交差がシグナル。
トレンドの転換を分析できる。
4時間足や日足チャートでうまく機能するとされている。
「Vortex_Oscillator」は、トレンドの転換を分析したい方に向いているインジケーターです。
実際の取引で使用する前に、十分なバックテストの実施をおすすめします。