LSMAを省略したWoodiesCCIを表示するMT4インジケーター「WoodiesCCI」

更新日時：2020年08月31日 20:13

相場のサイクルをもとに、値動きの転換を分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。

この記事では紹介する「WoodiesCCI」は、次のような方に向いています。

1. 値動きの転換を捉えたい方

2. 相場のサイクルにもとづいた手法を試してみたい方

3. CCIを使用したことがある方

上記のような方のために「WoodiesCCI」について詳しく解説します。

1. WoodiesCCIの概要
2. WoodiesCCIを表示する方法
3. WoodiesCCIのパラメーター解説
4. まとめ

WoodiesCCIの概要

WoodiesCCIは、Ken Woodによって考案された算出期間の異なる2種類のCCIをベースにしたインジケーターで、「WoodiesCCI」は、その名の通りMT4でWoodiesCCIを表示するために、開発されたインジケーターです。

インジケーターを起動すると短期CCIが赤いライン、長期CCIが水色のラインとして表示され、長期CCIの内側には灰色のヒストグラムが表示されます。

オリジナルのWoodiesCCIでは、0の水準にLSMAという指標が表示されますが、「WoodiesCCI」では省略されています。

WoodiesCCIを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

WoodiesCCIのパラメーター解説

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「WoodiesCCI」のパラメーターは、CCIに適用するサイクルの期間を設定するための項目と、インジケーターの表示範囲を設定するための項目で構成されています。

「A_period」は長期CCIの算出期間を設定するための項目で、長期CCIに適用されるサイクルが変化します。

「B_period」は短期CCIの算出期間を設定するための項目です。

設定した値に応じて短期CCIに適用されるサイクルが変化します。

「num_bars」はCCIの算出期間を設定するための項目で、インジケーターがチャート上に表示される範囲が変化します。

まとめ

「WoodiesCCI」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。

1. 短期CCIが赤いライン、長期CCIが水色のラインで表示される。

2. オリジナルのWoodiesCCIと異なり、0の水準のLSMAが省略されている。

WoodiesCCIを用いたトレード手法は複数存在し、LSMAを使用しない手法もありますので、このインジケーターはそういった手法を採用している方に、向いているインジケーターです。

初期設定のCCI算出期間は、オリジナルのものと同様の値になっていますので、基本的に調整の必要はないかと思います。

バックテストを行いたい場合は、「num_bars」の値を大きくして、インジケーターを表示する期間を長くした方が良いかもしれません。