短期・長期の値動きの勢いを表示するMT4インジケーター「ROC2_VG」
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長期と短期両方の値動きの勢いを分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「ROC2_VG」は、2つのROCを同時に表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
長期・短期の値動きの勢いを分析したい方
ROCをよく使用する方
マルチタイムフレーム分析を行なっている方
上記のような方のためにこの記事では、「ROC2_VG」について解説します。
ROC2_VGの概要
「ROC2_VG」を起動すると、サブウィンドウ上に2つのROCが表示されます。
インジケーターの見方は、通常のROCと同じです。
値の振り幅が大きいほど、値動きに勢いがあることを示しています。
また、振り幅が小さい場合は、値動きに勢いがなく、もち合い相場になっている可能性を示唆しています。
インジケーターの値が0より上で推移している場合は、価格が上昇している状態です。
反対に、0より下で推移している場合は、価格が下降していることを示しています。
「ROC2_VG」では、以下の算出方法を選択可能です。
MOM=終値-「ROCPeriod」期間前の終値
ROC=((終値/「ROCPeriod」期間前の終値)-1)×100
ROCP=(終値/「ROCPeriod」期間前の終値)/「ROCPeriod」期間前の終値
ROCR=終値/「ROCPeriod」期間前の終値
ROCR100=(終値/「ROCPeriod」期間前の終値)×100
算出方法は、パラメーターで指定します。
ROC2_VGを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
ROC2_VGのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
ROC2_VGのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
ROCPeriod1 |
ROC1の算出期間 初期値:8 ROC1の算出期間を設定します。 |
ROCPeriod2 |
ROC2の算出期間 初期値:14 ROC2の算出期間を設定します。 |
ROCType1 |
ROC1の種類 初期値:0 ROC1の算出方法を設定します。 |
ROCType2 |
ROC2の種類 初期値:0 ROC2の算出方法を設定します。 |
「ROCPeriod1」「ROCPeriod2」は、それぞれのROCの算出期間を設定するための項目です。
設定した値に応じて、値動きの勢いを算出する期間が変化します。
「ROCType1」「ROCType2」は、ROCの算出方法を設定するための項目です。
1に設定した場合はMOM、2はROC、3はROCP、4はROCR、5はROCR100が適用されます。
デフォルトの状態では、ROCPが適用されるので、必要に応じて数値を変更しましょう。
まとめ
「ROC2_VG」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
2種類のROCをまとめて表示できる
ROCの算出期間・算出方法を個別に設定できる
長期・短期の値動きの勢いを分析できる
「ROC2_VG」は、長期と短期両方の値動きの勢いを分析したい方に向いているインジケーターです。
マルチタイムフレーム分析を取り入れている方であれば、活用できる場面も多いのではないでしょうか。