標準偏差をオシレーターで表示するMT4インジケーター「StdDev」
更新日時:2020年11月21日 11:53現在の相場にトレンドが存在しているかどうか判断に迷った経験はないでしょうか。
「StdDev」は相馬のボラティリティを表示するインジケーターで、以下のような方に向いています。
ボラティリティの程度を分析したい方
トレンドが発生しているかどうかを分析したい方
この記事では「StdDev」について詳しく解説します。
StdDevの概要
インジケーターを起動すると、サブウィンドウ上に青色のラインが表示されます。
「StdDev」の算出方法は以下の通りです。
dMovingAverage=「ExtStdDevPeriod」期間移動平均
dAmount=(「ExtStdDevAppliedPrice」-dMovingAverage)×(「ExtStdDevAppliedPrice」-dMovingAverage)
StdDev=(dAmount/「ExtStdDevPeriod」)の平方根
インジケーターの値が上昇している場合は相場のボラティリティが高まっていることを示しています。
反対にインジケータの値が低下している場合は、ボラティリティも低下しつつある状態です。
インジケーターの値が上昇しつつある場合、トレンドが発生している可能性を示しています。
StdDevを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
StdDevのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
StdDevのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
ExtStdDevPeriod |
算出期間 初期値:20 標準偏差の算出期間を設定します。 |
ExtStdDevMAMethod |
移動平均の種類 初期値:0 標準偏差の算出に用いる移動平均の算出方法を設定します。 |
ExtStdDevAppliedPrice |
適用価格 初期値:0 標準偏差の算出に用いる価格を設定します。 |
ExtStdDevShift |
シフト 初期値:0 標準偏差の算出期間のオフセットを設定します。 |
「ExtStdDevPeriod」は、標準偏差の算出に用いる移動平均の算出期間を設定するための項目です。
大きな値に設定すると長期的な値動きにもとづく標準偏差を算出します。
「ExtStdDevMAMethod」は、平均の算出方法を設定するための項目で、単純移動平均、指数平滑移動平均、平滑化平均、線形加重移動平均から選択可能です。
「ExtStdDevAppliedPrice」は適用価格を設定するための項目で、終値、高値、安値、始値、中央値、PT、加重終値から選択します。
まとめ
「StdDev」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
価格の偏差をオシレーターで表示する。
インジケーターの値が上昇している場合はもらっている時が高まっている状態。
インジケーターの値が低水準で推移している場合はボラティリティが低い状態。
「StdDev」は、トレンドが発生しているかどうかを分析したい方に向いているインジケーターです。
トレンドの有無の判断に迷った際に使用すると良いでしょう。