ローソク足で相場の買われ過ぎ/売られ過ぎを表示するMT4インジケーター「Value_Chart_Deluxe_Edition_v1_0_2」
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MT4には値動きの反転を分析するためのオシレーターが複数インストールされていますが、どれも自身に合わないと感じたことはないでしょうか。
「Value_Chart_Deluxe_Edition_v1_0_2」も価格の反転を分析するためのインジケーターで、次のような方に向いています。
MT4標準のオシレーターが自身のスタイルに合わないと感じている方
値動きの転換を捉えたい方
この記事では「Value_Chart_Deluxe_Edition_v1_0_2」について詳しく解説します。
- Value_Chart_Deluxe_Edition_v1_0_2の概要
- Value_Chart_Deluxe_Edition_v1_0_2を表示する方法
- Value_Chart_Deluxe_Edition_v1_0_2のパラメーター解説
- まとめ
Value_Chart_Deluxe_Edition_v1_0_2の概要
「Value_Chart_Deluxe_Edition_v1_0_2」は、サブウィンドウ上にローソク足を表示して、相場の売られ過ぎ/買われ過ぎを分析するためのインジケーターで、William Kreiderによって開発されました。
「Value_Chart_Deluxe_Edition_v1_0_2」が表示するローソク足は、通常のローソク足のように高値・安値・始値・終値をそのまま表示しているわけではなく、価格からTP(高値・安値・終値を合計して3で割った値)を引いた後、ATRで除算した値にもとづいています。
「Value_Chart_Deluxe_Edition_v1_0_2」を使用する際は、ケルトナーチャネル・ストキャスティクスと組み合わせて使用することが推奨されています。
Value_Chart_Deluxe_Edition_v1_0_2を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Value_Chart_Deluxe_Edition_v1_0_2のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
Value_Chart_Deluxe_Edition_v1_0_2
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Value_Chart_Deluxe_Edition_v1_0_2のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「Value_Chart_Deluxe_Edition_v1_0_2」のパラメーターは、算出期間を設定するための項目と表示方法を設定する項目、アラートに関する項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
NumBars |
ATR・TPの比較期間 初期値:5 ATR・TPを算出する期間を設定します。 |
Note00 |
using by way of iCustom |
useExtern |
外部インジケーターを使用する/しない 初期値:false trueに設定すると外部インジケーターが有効になります。 |
Bullish_Color |
上昇を示す色 初期値:LimeGreen 上昇時の表示色を設定します。 |
Bearish_Color |
下降を示す色 初期値:Red 下降時の表示色を設定します。 |
Actual_Color |
現在の値を示す色 初期値:Yellow 直近のレートの表示色を設定します。 |
Note0 |
**** Note0 **** |
Wick |
ローソク足のヒゲの太さ 初期値:2 ローソク足のヒゲの幅を設定します。 |
Body |
ローソク足の胴の太さ 初期値:6 ローソク足の銅の幅を設定します。 |
Note1 |
**** OB/OS Levels **** |
OBHigh_Upper |
買われ過ぎエリアの上限 初期値:12 買われ過ぎエリアの上限を設定します。 |
OBHigh_Lower |
買われ過ぎエリアの下限 初期値:8 買われ過ぎエリアの下限を設定します。 |
NMid_Upper |
中間エリアの上限 初期値:8 中間エリアの上限を設定します。 |
NMid_Lower |
中間エリアの下限 初期値:-8 中間エリアの下限を設定します。 |
OSLow_Upper |
売られ過ぎエリアの上限 初期値:-8 売られ過ぎエリアの上限を設定します。 |
OSLow_Lower |
売られ過ぎエリアの下限 初期値:-12 売られ過ぎエリアの下限を設定します。 |
Note1b |
barsback=Areas Displayed num bars back |
BarsBack |
買われ過ぎ/売られ過ぎエリアの表示範囲 初期値:1000 インジケーターを表示する範囲を設定します。 |
Note1c |
BarsAhead=Areas Displayed ahead of current bar |
BarsAhead |
チャート右の表示期間 初期値:20 直近のレートの右側にインジケーターを表示する範囲を設定します。 |
Note2 |
**** OB/OS Level Colors **** |
OBHigh_Color |
買われ過ぎエリアの色 初期値:C'255,164,177' 買われ過ぎエリアの表示色を設定します。 |
Normal_Color |
中間エリアの色 初期値:C'5,116,5' 中間エリアの表示色を設定します。 |
OSLow_Color |
売られ過ぎエリアの色 初期値:C'255,164,177' 売られ過ぎエリアの表示色を設定します。 |
Note3 |
**** Alert Settings **** |
useAlerts |
アラートの有効/無効 初期値:false trueに設定するとアラートが有効になります。 |
NumLevels |
アラートの有効期間 初期値:4 アラートを発信する期間を設定します。 |
level1 |
アラートレベル1 初期値:10 アラートの閾値を設定します。 |
level2 |
アラートレベル2 初期値:-10 アラートの閾値を設定します。 |
level3 |
アラートレベル3 初期値:11 アラートの閾値を設定します。 |
level4 |
アラートレベル4 初期値:-11 アラートの閾値を設定します。 |
level5 |
アラートレベル5 初期値:10 アラートの閾値を設定します。 |
level6 |
アラートレベル6 初期値:-10 アラートの閾値を設定します。 |
exitSig |
イグジットシグナルレベル 初期値:0.5 イグジットシグナルの調整値を設定します。 |
「Value_Chart_Deluxe_Edition_v1_0_2」は、初期設定値での使用が推奨されていますので、パラメーターを変更する必要はなさそうです。
併用するストキャスティクスはラグの少ないものが推奨されており、パラメーターの値は%Kが5、%Dが3、スローイングが3に指定されています。
ケルトナーチャネルについては、特に指定はないようですので、一般的なケルトナーチャネルで問題無さそうです。
まとめ
「Value_Chart_Deluxe_Edition_v1_0_2」の特長は以下の通りです。
価格とTPの差をATRで除算した値をもとにローソク足のようなバーを表示する。
ケルトナーチャネル・ストキャスティクスとの併用が推奨されている。
「Value_Chart_Deluxe_Edition_v1_0_2」は、値動きの反転を捉えたい方に向いているインジケーターです。
ダマしのシグナルを減らすためにも、ケルトナーチャネル・ストキャスティクスと一緒に使用しましょう。