ストキャスティクス・RSI・CCIのシグナルを時間枠ごとに一覧で表示するMT4インジケーター「TA_1.14」
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時間枠ごとに複数のインジケーターのシグナルを、1度に表示してくれるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「TA_1.14」は、 時間枠ごとにストキャスティクス・RSI・CCIが発するシグナルを一覧で表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
短期取引がメインの方
相場の反転を捉えたい方
マルチタイムフレーム分析を採り入れている方
以上のような方のためにこの記事では、「TA_1.14」について解説します。
TA_1.14の概要
「TA_1.14」を起動するとサブウィンドウ上に、1分足・5分足・15分足・30分足・1時間足・4時間足での各インジケーターのシグナルが表示されます。
ストキャスティクスのメインラインが、シグナルラインより高い水準にある場合は、黄緑色の矢印と「Buy」というメッセージが表示され、メインラインがシグナルラインより低い水準にある場合は、赤い矢印と「Sell」というメッセージが表示されます。
算出期間の短いRSIが算出期間の長いRSIよりも、高い水準で推移している場合は、黄緑色の矢印と「Buy」というメッセージが表示され、算出期間の短いRSIが算出期間の長いRSIよりも、低い水準で推移している場合は、赤色の矢印と「Sell」というメッセージが表示されます。
CCIも同様に、買いシグナルが出てる場合には、黄緑色の矢印と「Buy」というメッセージが表示され、売りシグナルが出ている場合は、赤色の矢印と「Sell」というメッセージが表示されます。
ストキャスティクスやRSIが発するシグナルを、大まかに把握しておきたい場合に便利なインジケーターです。
複数の時間枠でのシグナルを一度に確認できますので、マルチタイムフレーム分析を行う際に活用できるのではないでしょうか。
TA_1.14を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
TA_1.14のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
TA_1.14のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Stochastic_Settings |
=== Stochastic Settings === |
PercentK |
%K算出期間 初期値:8 %Kの算出期間算出期間を設定します。 |
PercentD |
%D算出期間 初期値:3 %Dの算出期間を設定します。 |
Slowing |
スローイング期間 初期値:3 スローイング期間を設定します。 |
RSI_Settings |
=== RSI Settings === |
RSIP1 |
RSI1の算出期間 初期値:14 RSI1の反応速度が変化します。 |
RSIP2 |
RSI2の算出期間 初期値:70 RSI2の反応速度が変化します。 |
My_Symbols |
=== Wingdings Symbols === |
sBuy |
買いシグナルの記号 初期値:233 買いシグナルが発せられた時に表示する記号の種類を設定します。 |
sSell |
売りシグナルの記号 初期値:234 売りシグナルが発せられた時に表示する記号の種類を設定します。 |
sWait |
シグナルがない場合の記号 初期値:54 シグナルが出ていないときに表示する記号の種類を設定します。 |
sCCIAgainstBuy |
CCI買いシグナルの記号 初期値:238 CCIの買いシグナルが発せられた時に表示する記号の種類を設定します。 |
sCCIAgainstSell |
CCI売りシグナルの記号 初期値:236 CCIの売りシグナルが発せられた時に表示する記号の種類を設定します。 |
ストキャスティクスやRSIの項目は一般的な構成になっているため、これらのインジケーターに触れたことのある方であれば、戸惑うことも少ないでしょう。
まとめ
「TA_1.14」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
時間枠別にストキャスティクス・RSI・CCIが発するシグナルを一覧で表示する。
買いシグナルは黄緑色の矢印、売りシグナルは赤色の矢印で表示される。
「TA_1.14」は、メインで使用しているチャートと、より長い時間枠のチャートで同じ方向に反転のシグナルが出ているかどうかを分析したい方に向いているインジケーターです。
ただし、4時間足より長い時間枠には対応していないので、留意しておきましょう。