直近の6本のバーの終値にドットを表示するMT4インジケーター「test_bars_5」
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終値はローソク足が完成するまでの間のブルとベアの一種の力関係を表しており、始値や高値、安値と比較することで、買いと売りの攻防の様子を推測できます。
「test_bars_5」は、終値を視覚的に確認しやすい状態にしてくれるインジケーターで、次のような方に向いています。
直近の終値の水準を確認したい方
以上のような方のためにこの記事では、「test_bars_5」について解説します。
test_bars_5の概要
「test_bars_5」は、直近の6本のバーにマーカーを表示するインジケーターで、Ron Tによって開発されました。
インジケーターを起動すると、各バーの終値の水準に白いドットが表示されます。
パラメーターからマーカーの種類を変更することはできないため、どうしても変更したい場合はソースコードを改変するしかありません。
また、ローソク足の色によってはドットと同化してしまうため、ローソク足かドットの色を変更する必要があります。
OHLCなどのバーチャートかラインチャートに変更して使用することもできますが、ローソク足に慣れているのであればドットの色を変更した方が良いでしょう。
ドットの色を変更する場合はチャートで右クリックした後、「表示中のインジケータ一」→「test_bars_5」→「色の設定」から変更できます。
「test_bars_5」を使用することで、直近の終値の水準を確認しやすくなりますが、何かしらのシグナルを発するタイプのインジケーターではないため、他のインジケーターと組み合わせて使用する必要があります。
test_bars_5を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
test_bars_5のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
test_bars_5のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「test_bars_5」のパラメーターは、1項目のみのシンプルな構成になっています。
入力項目 | 入力内容 |
indChange |
外部入力 初期値:0.01 インジケーターの動作に直接影響はありません。 |
「indChange」は、インジケーターの動作に直接関わる項目ではないため、変更してもインジケーターに変化はありません。
必要がなければそのままにしておきましょう。
まとめ
「test_bars_5」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
直近の6本のローソク足の終値にドットを表示する。
「test_bars_5」は、終値の水準を視覚的に確認しやすくしておきたい方に、向いているインジケーターです。
このインジケーターのみでトレンドの分析やエントリーのタイミングをはかることはできませんので、あくまでも補助的なインジケーターと捉えた方が良いでしょう。