MT4がレートを更新する間隔を表示するMT4インジケーター「the_computer_time_resolution」
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レートがどのくらいの間隔で、更新されているのか気になったことはないでしょうか。
「the_computer_time_resolution」は、MT4を起動しているPCの時間的な分解能を測定するためのインジケーターで、次のような方に向いています。
ティック単位で値動きを分析している方
ティックが更新される時間の間隔を確認したい方
ポジションを他のMT4にコピーしたい方
この記事では上記のような方のために、「the_computer_time_resolution」について解説します。
- the_computer_time_resolutionの概要
- the_computer_time_resolutionを表示する方法
- the_computer_time_resolutionのパラメーター解説
- まとめ
the_computer_time_resolutionの概要
「the_computer_time_resolution」を起動するとチャートの右下に「Time_Resolution」という黄色いテキストが表示され、その右側に使用中のPCの分解能が表示されます。
「Time_Resolution」はレートのデータを取得して更新する時間的な最小単位を示しており、ミリセカンドで結果を表示します。
インジケーターの開発者によると、通常「Time_Resolution」の値は、15から16ミリセカンドになるとのことです。
「the_computer_time_resolution」はシグナルを発したり、マーケットを分析するためのインジケーターではありません。
開発者によるとポジションを他のMT4にコピーする際に活用できるとのことです。
the_computer_time_resolutionを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
the_computer_time_resolutionのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
the_computer_time_resolutionのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
TimeResolution |
ラベル 初期値:TimeResolution 変更してもインジケーターの動作に影響はありません。 |
TimeResolutionOn |
分解能測定の有効/無効 初期値:true falseに設定すると分解能測定が無効になります。 |
LabelShowOn |
ラベルの表示/非表示 初期値:true falseに設定するとラベルが非表示になります。 |
LabelCorner |
ラベルを表示する角 初期値:3 ラベルの表示位置を設定します。 |
「TimeResolutionOn」は、時間的な分解能の測定の有効/無効を設定するための項目で、falseに設定した場合、1つ前のティックから直近のティックが表示されるまでにかかった時間を表示します。
「LabelCorner」は、チャート上のどの角にラベルを表示するのかを設定するための項目で、0が左上、1が右上、3が左下、4に設定すると右下に表示されます。
まとめ
「the_computer_time_resolution」について解説してきました、要点をまとめると以下のようになります。
PCの時間的な分解能を表示する。
ミリセカンドで結果を表示する。
一般的な分解能は15から16ミリセカンド。
「the_computer_time_resolution」は、使用しているPCの時間的な分解能を確認したい方に向いてるインジケーターです。
特殊なインジケーターのため、使用する場面は多くないかもしれませんが、開発者が説明しているように、ポジションをコピーする際に活用してみてはいかがでしょうか。