時間の経過を考慮した練行足を表示するMT4インジケーター「Tipu_Renko」
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練行足は日本で考案された価格の表示方法で、ポイントアンドフィギュアのように価格のみに着目して、時間の経過を考慮していません。
「Tipu_Renko」は、時間の経過を反映した練行足を表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
ローソク足と練行足を同時に確認したい方
価格の変動幅と値動きの方向を確認したい方
以上のような方のためにこの記事では、「Tipu_Renko」について解説します。
Tipu_Renkoの概要
「Tipu_Renko」は、チャートの時間経過に合わせて新しい練行足を表示するインジケーターで、インジケーターを起動すると青色と朱色のボックスが表示されます。
練行足では、通常値動きに一定以上の変化があった場合にのみ、新しい練行足を表示します。
「Tipu_Renko」は、チャートの時間経過に合わせて新しい練行足を表示するため、価格に一定以上の変化がなければ、「Tipu_Renko」は帯状に表示されます。
また、練行足を表示せずに、練行足が切り替わったポイントに矢印だけを表示するモードも用意されています。
Tipu_Renkoを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Tipu_Renkoのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Tipu_Renkoのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「Tipu_Renko」のパラメーターは、練行足の表示に関する項目、表示色に関する項目、アラートに関する項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
Box Mode |
表示モード 初期値:Close ボックスの表示モードを設定します。 |
Renko Mark |
練行足の表示方法 初期値:Brik 練行足をボックスで表示するのか矢印で表示するのかを設定します。 |
Renko Size |
最低値幅 初期値:10 新しい練行足を表示するために必要な最低値幅を設定します。 |
Line Style |
ラインのスタイル 初期値:Solid ラインの種類を設定します。 |
Line Width |
ラインの幅 初期値:1 ラインの幅を設定します。 |
Up Color |
上昇の練行足の色 初期値:C'31,159,192' 上昇の練行足の表示色を設定します。 |
Down Color |
下降の練行足の色 初期値:C'230,77,69' 下降の練行足の表示色を設定します。 |
Fill Candles |
練行足を塗りつぶす 初期値:true falseに設定すると練行足の輪郭だけが表示されます。 |
Alert Mobile |
モバイル通知の有効/無効 初期値:false trueに設定するとモバイル通知が有効になります。 |
Alert Onscreen |
画面通知の有効/無効 初期値:true falseに設定すると画面通知が無効になります。 |
Alert Email |
メール通知の有効/無効 初期値:false trueに設定するとメール通知が有効になります。 |
「Renko Mark」は、練行足の表示方法を設定するための項目で、Arrowを選択した場合、ボックスは表示されずに練行足が切り替わったポイントに矢印が表示されます。
「Renko Size」は、練行足の最低値幅を設定するための項目で、大きな値に設定するほどインジケーターの表示が切り替わる頻度は低くなります。
0に設定した場合、終値が始値から「iRenkoSize」以上に変化した時に、動いた方向に応じて新しい練行足を上下に表示します。
1に設定した場合、高値が始値に「iRenkoSize」を加算した値よりも高ければ上昇の練行足、安値が始値から「iRenkoSize」を減算した値よりも低ければ下降の練行足を表示します。
「Alert Mobile」「Alert Onscreen」「Alert Email」は、各種アラートの有効/無効を設定するための項目です。
不要な場合はパラメーターをfalseに設定しておきましょう。
まとめ
「Tipu_Renko」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
時間の経過を考慮した練行足を表示する。
価格に一定以上の変化がなければ、インジケーターが帯状に表示される。
「Tipu_Renko」は、ローソク足で通常の値動きを分析しつつ、価格が変化した幅を確認したい方に向いているインジケーターです。
時間の経過とともに、価格がどの程度変化したのかを分析したい方は試してみると良いでしょう。