買いと売りの強さを数値とゲージで表示するMT4インジケーター「trading_volume_v1」
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売りと買いどちらが優勢なのかを表示できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「trading_volume_v1」は、一定の期間中における売りと買いの力関係を表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
売りと買いどちらが優勢なのかを分析したい方
この記事では上記のような方のため、「trading_volume_v1」について解説します。
trading_volume_v1の概要
インジケーターを起動すると、チャートの左上に「trading_volume」というラベルがついたゲージが表示されます。
買いの強さを示す「Bulls」が緑色、売りの強さを示す「Bears」が赤色で表示されます。
算出方法を「BidRatio」に設定した場合の「trading_volume_v1」の算出方法は以下の通りです。
BidRatio=(高値-終値)/(高値-安値)
BullC=BidRatio×100
BearsC=100-BullC
Bulls=BullCの「InpPeriod」期間移動平均
Bears=BearCの「InpPeriod」期間移動平均
BullsがBearsを上回っている場合は買いが優勢な状態で、反対にBearsがBullsを上回っている場合は売りが優勢であることを示しています。
trading_volume_v1を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
trading_volume_v1のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
trading_volume_v1のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
CalculationBy |
モード 初期値:BodyRatio インジケーターの算出モードを設定します。 |
InpPeriod |
算出期間 初期値:1 インジケーターの平滑化期間を設定します。 |
Position |
インジケーターを表示する位置 初期値:UpperLeft インジケーターをチャート上のどの角に表示するのかを設定します。 |
X_Offset |
横方向の表示位置 初期値:5 インジケーターの表示位置が左右に移動します。 |
Y_Offset |
縦方向の表示位置 初期値:20 インジケーターの表示位置が上下に移動します。 |
「CalculationBy」は、インジケーターのモードを設定するための項目で、「BidRatio」「OpenRatio」「BodyRatio」の3種類から選択します。
「OpenRatio」に設定した「trading_volume_v1」は、算出期間中のレンジに対して始値がどの程度の水準にあるのかをもとに算出されます。
「BodyRatio」に設定した場合は、一定期間中のレンジに占める、始値から終値までの値幅の比率をもとに算出されます。
「Position」は、インジケーターをチャート上のどの角に表示するのかを設定するための項目で、角を設定した後「X_Offset」と「Y_Offset」で微調整を行います。
まとめ
「trading_volume_v1」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
買いと売りの力関係を表示する。
Bullsが買いの強さ、Bearsが売りの強さを示している。
「trading_volume_v1」は、買いと売りの内、どちらが優勢なのかを分析したい方に向いているインジケーターです。
このインジケーターはシグナルを表示するインジケーターではないため、使用する際はほかのインジケーターと組み合わせて使用しましょう。