値動きに一定以上の変化があった期間をカウントするMT4インジケーターを表示する「Trend_SMC」
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値動きが活発な状態かどうかを、分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「Trend_SMC」は終値の平均に一定以上の変化があった期間をカウントするインジケーターです。
値動きの活況度を分析したい方
ボラティリティの変化を分析したい方
この記事では上記のような方のために、「Trend_SMC」について解説します。
Trend_SMCの概要
「Trend_SMC」を起動すると、サブウィンドウ上に青色のラインでインジケーターの値が表示されます。
「Trend_SMC」は以下の方法によって算出されます。
Total1=「TPeriodMA」期間の終値の合計
Total2=Total/「TPeriodMA」
「TPeriodL」期間中に高値>Total2かつ安値<Total2の場合、cntが1増加
Trend_SMC=cnt
「Trend_SMC」の値が変化している場合、値動きが活発になっていることを示しています。
インジケーターの値が横ばいに推移している場合は、価格に一定以上の変化がなかったことを示しています。
言い換えると、インジケーターの値が変化している場合は、相場のボラティリティが高まっている状態で、インジケーターが横ばいに推移している場合は、ボラティリティが低いことを意味しています。
Trend_SMCを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Trend_SMCのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Trend_SMCのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「Trend_SMC」のパラメーターは、終値の平均を算出する期間を設定するための項目と、価格の平均を比較する期間を設定するための項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
TPeriodMA |
平均を算出する期間 初期値:55 終値の平均を算出する期間を設定します。 |
TPeriodL |
比較する期間 初期値:15 終値の平均を高値/安値と比較する期間を設定します。 |
「TPeriodMA」は、終値の平均を算出する期間を設定するための項目で、大きな値に設定すると値動きに対するインジケーターの反応が緩やかになります。
まとめ
「Trend_SMC」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
終値の平均に一定以上の変化があった期間をカウントする。
インジケーターの値が変化している場合、値動きが活発な状態。
インジケーターが横ばいに推移している場合は、価格の変化が小さい状態。
「Trend_SMC」は、価格がどの程度活発に動いているのかを、分析したい方に向いているインジケーターです。
ただし、「Trend_SMC」はトレンドの方向を示すインジケーターではないため、値動きの方向とインジケーターの変化の方向は、一致しないという点に留意しておきましょう。