算出する時間枠を指定できるRSIを表示するMT4インジケーター「RSI_MTF1」

更新日時：2022年03月26日 15:20

チャートの時間枠とは別の時間枠で算出したRSIを表示できればと考えたことはないでしょうか。

「RSI_MTF1」は、表示する時間枠を指定できるRSIで、次のような方に向いています。

1. マルチタイムフレーム分析を取り入れている方

2. 時間枠を指定できるRSIを探している方

3. 相場の転換を分析したい方

以上のような方のためにこの記事では、「RSI_MTF1」について解説します。

1. RSI_MTF1の概要
2. RSI_MTF1を表示する方法
3. RSI_MTF1のパラメーター解説
4. まとめ

RSI_MTF1の概要

「RSI_MTF1」の算出方法は、一般的なRSIと同じです。

インジケーターを起動すると、サブウィンドウ上に青色のラインでRSIが表示されます。

チャートの設定より長い時間枠で「RSI_MTF1」を表示した場合、ラインが階段状に表示されます。

チャートの設定よりも短い時間枠で表示した場合は、通常のRSIと同じようなラインを描写。

デフォルトの状態では、買われ過ぎ・売られ過ぎ水準は表示されないので、自身で追加する必要があります。

買われ過ぎ・売られ過ぎ水準を追加するには、チャート上で右クリックし、「表示中のインジケーター」をクリック。

「RSI_MTF1」を選択し、「レベル表示」タブの「追加」をクリックして、買われ過ぎ・売られ過ぎ水準のレベルを指定します。

RSI_MTF1を表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

RSI_MTF1のパラメーター解説

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「RSI_MTF1」のパラメーターは、算出期間を設定するための項目と時間枠を設定するための項目、適用価格を設定するための項目で構成されています。

「RSIPeriod」は、RSIの算出期間を設定するための項目です。

期間を短く設定すると、価格に対する反応が俊敏になりますがノイズも多くなります。

長い期間に設定するとノイズが少なくなり、価格への反応も緩やかになります。

「RSITimeFrame」は、RSIを算出する時間枠を設定するための項目です。

時間枠は分単位で設定する必要があります。

例えば、5分足のRSIを算出したい場合は5、4時間足で算出したい場合は240を入力します。

「applied_price」は、RSIの算出に使用する価格を設定するための項目です。

時間枠は番号で指定する必要があり、0は終値、1は始値、2は高値、3は安値、4は中央値、5はTP、6は加重終値です。

まとめ

「RSI_MTF1」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。

1. RSIを算出する時間枠を指定できる

2. 時間枠は分単位で設定する必要がある

「RSI_MTF1」は、RSIをマルチタイムフレーム分析に利用したい方に向いているインジケーターです。

チャートの時間枠を切り替えずに、別の時間枠のRSIを表示したい方は一度試してみると良いでしょう。