逆張りのシグナルを通知するRSIベースのMT4インジケーターを表示する「RSISignal」
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逆張りでエントリーするタイミングを知らせてくれるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「RSISignal」は、RSIをベースにしたインジケーターで、次のような方に向いています。
逆張りでエントリーするタイミングを分析したい方
RSIをよく使用する方
この記事では、「RSISignal」について詳しく解説します。
RSISignalの概要
「RSISignal」はRSIと移動平均線をもとに、逆張りでエントリーするタイミングを分析するインジケーターです。
初期設定の状態では非表示になっていますが、シグナルを矢印で表示することもできます。
パラメーターを変更すれば、複数のRSIを表示することも可能です。
デフォルトの設定では、水色のラインがRSI、黄色のラインとヒストグラムがRSIの移動平均です。
「RSISignal」がシグナルを表示する条件は、移動平均線同士の交差とRSI同士の交差、移動平均線の方向転換の3つです。
初期設定では、移動平均線同士の交差がシグナルに設定されています。
変更したい場合はパラメーターを調整しましょう。
RSISignalを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
RSISignalのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
RSISignalのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
RSI1 Period |
RSI1の算出期間 初期値:13 RSI1の算出期間を設定します。 |
RSI2 Period |
RSI2の算出期間 初期値:3 RSI2の算出期間を設定します。 |
RSI3 Period |
RSI3の算出期間 初期値:0 RSI3の算出期間を設定します。 |
RSI Price |
RSIの適用価格 初期値:PRICE_CLOSE RSIの算出に用いる価格を設定します。 |
Overbought 1 |
買われ過ぎレベル 初期値:70 買われ過ぎと判定するレベルを設定します。 |
Oversold 1 |
売られ過ぎレベル 初期値:30 売られ過ぎと判定するレベルを設定します。 |
Overbought 2 |
買われ過ぎレベル2 初期値:70 買われ過ぎと判定するレベルを設定します。 |
Oversold 2 |
売られ過ぎレベル2 初期値:30 売られ過ぎと判定するレベルを設定します。 |
MA1 Period |
移動平均1の算出期間 初期値:10 移動平均1の算出期間を設定します。 |
MA1 Method |
移動平均1の種類 初期値:MODE_SMA 移動平均1の算出方法を設定します。 |
MA2 Period |
移動平均2の算出期間 初期値:5 移動平均2の算出期間を設定します。 |
MA2 Method |
移動平均2の種類 初期値:MODE_SMA 移動平均2の算出方法を設定します。 |
MA2 Type |
移動平均2の適用価格 初期値:MA_MA1 移動平均2の適用価格を設定します。 |
RSI1 Line |
RSI1の表示・非表示 初期値:true RSI1を表示するか否かを設定します。 |
RSI2 Line |
RSI2の表示・非表示 初期値:false RSI2を表示するか否かを設定します。 |
RSI3 Line |
RSI3の表示・非表示 初期値:false RSI3を表示するか否かを設定します。 |
MA1 Line |
移動平均線1の表示・非表示 初期値:false 移動平均線1を表示するか否かを設定します。 |
MA2 Line |
移動平均線2の表示・非表示 初期値:true 移動平均線2を表示するか否かを設定します。 |
RSI Level 1 |
RSIレベル1の表示・非表示 初期値:true RSIレベル1を表示するか否かを設定します。 |
RSI Level 2 |
RSIレベル2の表示・非表示 初期値:false RSIレベル2を表示するか否かを設定します。 |
Zero Line |
0レベルの表示・非表示 初期値:false 0レベルを表示するか否かを設定します。 |
Histogram Type |
ヒストグラムのタイプ 初期値:HIST_MA1 ヒストグラムで表示する値を設定します。 |
Histogram Color Type |
ヒストグラムの表示色 初期値:COLOR_MA1_DIRECTION ヒストグラムの色を設定します。 |
Enable Background |
背景色の表示・非表示 初期値:true 背景色を表示するか否かを設定します。 |
Full Background |
全面表示の有無 初期値:false 背景色を全面表示するか否かを設定します。 |
Signal Types |
シグナルのタイプ 初期値:SIGNAL_MA1_CROSS_MA2 シグナルを表示する条件を設定します。 |
Screen Alert |
スクリーンアラートの有無 初期値:false trueに設定するとスクリーンアラートが有効になります。 |
Email Alert |
メールアラートの有無 初期値:false trueに設定するとメールアラートが有効になります。 |
Mobile Alert |
モバイルアラートの有無 初期値:false trueに設定するとモバイルアラートが有効になります。 |
Alert For Unfinished Bar |
未完成バーによるアラートの有無 初期値:false trueに設定するとバーが未完成でもアラートを発信します。 |
Enable Arrows |
矢印の表示・非表示 初期値:false trueに設定すると矢印が表示されます。 |
Arrows For Visible Bars Only |
直近のバーにだけ矢印を表示する 初期値:true falseに設定するとチャート全体に矢印が表示されます。 |
Gap Between Arrow and Bar |
矢印とバーの間隔 初期値:Small 矢印とローソク足の距離を調整します。 |
「MA2 Type」は、移動平均線2の適用価格を設定するための項目です。
移動平均線1の値を使用するのか、RSIの値を使用するかのを選択します。
「Signal Types」は、シグナルの条件を設定するための項目です。
移動平均線同士のクロス、移動平均線1の方向転換、RSI1とRSI2のクロスから選択します。
「Screen Alert」「Email Alert」「Mobile Alert」は、各アラートの有効・無効を設定するための項目です。
trueに設定するとアラートが有効になり、falseに設定すると無効になります。
まとめ
「RSISignal」の特徴をまとめると以下のようになります。
RSIと移動平均線によるシグナルを表示
シグナルが発せられた箇所には矢印を表示
アラートによる通知にも対応
「RSISignal」は、逆張りでエントリーするタイミングを、分析したい方に向いているインジケーターです。
特殊なインジケーターなので、使用する前に十分なバックテストを実施してパフォーマンスをチェックしておいた方がよいでしょう。