ストキャスティクスの値と売買シグナルを時間枠別に一覧表示するMT4インジケーター「stochposition」
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時間枠の異なる複数のストキャスティクスのシグナルを、まとめて確認できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「stochposition」は次のような方に向いているインジケーターです。
ストキャスティクスのシグナルだけを確認したい方
マルチタイムフレーム分析を行っている方
この記事では、「stochposition」について詳しく解説します。
stochpositionの概要
「stochposition」を起動すると、サブウィンドウにストキャスティクスの値とシグナルの値が時間枠別に表示されます。
また、各時間枠の売買シグナルも表示され、青色の矢印は買いシグナル、赤色の矢印は売りシグナルです。
相場が横ばいになっている場合は、黄色のマーカーが表示されます。
stochpositionを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
stochpositionのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
stochpositionのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
K Line Period |
%Kの期間 初期値:5 %Kの算出期間を設定します。 |
D Line Period |
%Dの期間 初期値:3 %Dの算出期間を設定します。 |
Slowing |
スローイング期間 初期値:3 平滑化期間を設定します。 |
MA Method |
移動平均の種類 初期値:MODE_SMA 移動平均の算出方法を設定します。 |
Price Field 0 = Low/High or 1 = Close/Close) |
適用価格 初期値:0 ストキャスティクスの適用価格を設定します。 |
Distance between Main / Signal |
ストキャスティクスとシグナルの間隔 初期値:5.2 ストキャスティクスとシグナルの値を表示する間隔を設定します。 |
Arrow Up Color |
上昇の表示色 初期値:clrBlue 上昇矢印の表示色を設定します。 |
Arrow Down Color |
下降の表示色 初期値:clrRed 下降矢印の表示色を設定します。 |
Arrow Side Way Color |
横ばいの表示色 初期値:clrYellow 横ばいのマーカーの表示色を設定します。 |
Field Text Color |
テキストの表示色 初期値:clrSnow 文字の表示色を設定します。 |
Time Zone Text Color |
タイムゾーンの表示色 初期値:clrGreenYellow タイムゾーンの文字の色を設定します。 |
Suggest Buy or Sell Text Color |
売買シグナルの表示色 初期値:clrYellow 売買シグナル欄の表示色を設定します。 |
SoundAlerts |
音声通知の有効・無効 初期値:true falseに設定すると音声通知が無効になります。 |
MsgAlerts |
メッセージ通知の有効・無効 初期値:true falseに設定するとメッセージ通知が無効になります。 |
eMailAlerts |
メール通知の有効・無効 初期値:false trueに設定するとメール通知が有効になります。 |
SoundAlertFile |
音声通知の音声ファイル 初期値:alert.wav 音声通知の際に再生する音声ファイルを設定します。 |
「Distance between Main / Signal」は、ストキャスティクスとシグナルの値を表示する間隔を設定するための項目です。
大きな値に設定すると、2つの値が離れた位置に表示されます。
「SoundAlerts」「MsgAlerts」「SoundAlertFile」は、それぞれのアラートの有効・無効を設定するための項目です。
trueに設定するとアラートが有効になり、falseに設定すると無効になります。
まとめ
「stochposition」の特徴をまとめると以下のようになります。
複数の時間枠のストキャスティクスのシグナルを一覧で表示する。
青色の矢印は買いシグナル、赤色のシグナルは売りシグナル。
「stochposition」は、複数の時間枠のストキャスティクスのシグナルを、確認したい方に向いているインジケーターです。
マルチタイムフレーム分析を行っている方であれば、活用できる場面があるのではないでしょうか。