ストキャスティクスをベースに価格の振り幅を表示するMT4インジケーター「UOSA」
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ストキャスティクスは、テクニカル分析においてよく使用されるオシレーターのひとつですが、使いにくいと感じたことはないでしょうか。
「UOSA」は、ストキャスティクスをベースにしたインジケーターで、次のような方に向いています。
値動きの転換を捉えたい方
ストキャスティクスが使いにくいと感じている方
以上のような方のためにこの記事では、「UOSA」について解説します。
UOSAの概要
「UOSA」は、Larry WilliamsのUltimate Oscillatorを表示するためのインジケーターで、インジケーターを起動するとサブウィンドウ上に、ピンクのラインで「UOSA」が表示されます。
インジケーターの値が70を超えると買われ過ぎ、30を下回ると売られ過ぎであることを示しています。
初期設定の「UOSA」では、この買われ過ぎ/売られ過ぎ水準は表示されませんので、必要な場合は「レベル表示」から追加しておきましょう。
インジケーターの使い方は、ストキャスティクスと同じですので、ストキャスティクスを使用したことのある方であれば、使い方に迷うことも少ないかと思います。
UOSAを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
UOSAのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
UOSAのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
fastperiod |
高速移動平均算出期間 初期値:7 高速移動平均線の反応速度が変化します。 |
middleperiod |
中速移動平均算出期間 初期値:14 中速移動平均線の反応速度が変化します。 |
slowperiod |
低速移動平均算出期間 初期値:28 低速移動平均線の反応速度が変化します。 |
fastK |
高速移動平均乗数 初期値:3 高速移動平均線の比重を調整します。 |
middleK |
中速移動平均算出期間 初期値:3 中速移動平均線の比重を調整します。 |
slowK |
低速移動平均乗数 初期値:3 低速移動平均線の比重を調整します。 |
「fastperiod」「middleperiod」「slowperiod」は、各移動平均線の算出期間を設定するための項目で、値に応じて移動平均線の反応速度が変化します。
Ultimate Oscillatorの各平滑化期間の比率は、1:2:4(倍)か1:2:3(多重)に設定するのが一般的ですので、パラメーターを変更する際は、これらの比率を参考に設定しましょう。
「fastK」「middleK」「slowK」は、それぞれの移動平均線に重みづけを行うための項目です。
まとめ
「UOSA」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
Ultimate Oscillatorを表示するためのインジケーター。
ストキャスティクスがベースになっている。
70を超えると買われ過ぎ、30を下回ると売られ過ぎの状態。
「UOSA」は、値動きの転換を捉えたい方に向いているインジケーターです。
ストキャスティクスが使いにくいと感じている方は、「UOSA」を試してみるのも良いかもしれません。