高値・安値と中央値、そしてそれぞれの間に1本ずつの合計5本の水平線を引くMT4インジケーター『aku_rapopo』

更新日時：2020年01月06日 22:06

チャート上の高値や安値はトレーダーに意識されやすいため、価格がそれらの水準に接近すると買い手と売り手による攻防が発生することがあります。

高値や安値で価格が跳ね返されるのか、ブレイクするのかによって、その後の相場の展開が大きく変わるため、そういった水準に常に注意を払っておく必要があります。

「aku_rapopo」は、高値や安値に水平のラインを表示するインジケーターで、次のような方に向いています。

1. 価格が反転する可能性がある水準を把握しておきたい方

2. 高値や安値に手動でラインを引いている方

この記事では上記のような方のために、「aku_rapopo」について解説していきます。

1. aku_rapopoの概要
2. aku_rapopoを表示する方法
3. aku_rapopoのパラメーター解説
4. まとめ

aku_rapopoの概要

「aku_rapopo」は、一定期間内の高値および安値とそれらの中央値、そして高値・安値と中央値の間に1本ずつの合計5本の水平ラインを引くMT4用のインジケーターで、レジスタンスやサポートラインとして使用することが出来ます。

画像のように、一定期間内の高値に青色の水平なライン、安値に赤色の水平なライン、中央値に白色の水平なライン、中央値と高値・安値の間にそれぞれ黄色の水平なラインを引きます。

高値・安値は相場における重要な要素の1つで多くのトレーダーに意識されやすく、実際に画像でもこれら5本の線が度々レジスタンスやサポートラインとして機能しているのが分かるかと思います。

ただし、このインジケーターは高値・安値が更新されるごとに青色および赤色の線の位置が変わるため、例えば、ある高値を価格が更新した後でもその高値を意識したい場合は別途水平なラインを引きましょう。

5本もの線が表示されるためチャートが若干見にくくなってしまうのが難点ですが、利確や損切の目安にすることができます。

aku_rapopoを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

aku_rapopoのパラメーター解説

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「Start」は、高値と安値を検出する期間の始点をバーの数で指定する項目で、0になっている場合は直近のバーが始点になっている状態です。

「Periode」は高値と安値を検出する期間を設定するための項目で、値を大きくするほど過去にさかのぼって高値と安値を検出しますが、直近の価格からあまりにも離れている場合は、小さな値に変更した方が良いでしょう。

まとめ

「aku_rapopo」の使い方やパラメーターの設定方法について解説してきましたが、最後にポイントをまとめておきます。

1. 一定期間中の最安値を赤色のライン、最高値を青色のラインで表示する。

2. 検出した最高値と最安値の中央値を白いラインで表示する。

3. 最高値と中央値の中間、最安値と中央値の中間にそれぞれ黄色いラインを表示する。

4. 新しい最高値や最安値が検出されるとチャートの表示も更新される。

「aku_rapopo」は、価格が反転する可能性のある水準を分析したい方に向いているインジケーターです。

相場における高値・安値は多くのトレーダーに意識されやすく、レジスタンスやサポートラインとして機能することが多々あるため、利確や損切の目安として使用できるかと思います。

価格が反転しそうな水準を分析することができるインジケーターですが、「aku_rapopo」単体で使用するのではなく、ほかのインジケーターと組み合わせて使用することをおすすめします。