フラクタルにもとづいてサポートラインとレジスタンスラインを自動的に表示するMT4インジケーター「S_R_lines」
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サポートラインやレジスタンスラインを自動的に表示してくれるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「S_R_lines」は、チャート上にサポートラインやレジスタンスラインを自動的に表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
サポートラインやレジスタンスラインの位置を確認したい方
サポートライン/レジスタンスラインを手動で引くのが煩わしいと感じている方
ブレイクアウトを捉えたい方
この記事ではそういった方のために、「S_R_lines」について解説していきます。
S_R_linesの概要
「S_R_lines」を起動するとサポートラインが赤色のライン、レジスタンスラインが緑色のラインで表示されます。
「S_R_lines」はフラクタルにもとづいて、サポートラインとレジスタンスラインを検出しています。
フラクタルは、Bill Williamsによって開発されたインジケーターで、連続した5本のローソク足の配置にもとづいて、値動きが転換するポイントを分析するためのインジケーターです。
フラクタルでは、検出した転換点を価格がブレイクした際に、ブレイクの方向にエントリーすることから、「S_R_lines」もこれに準じた使い方になります。
フラクタルは相場の状況次第で、ダマしのシグナルが多くなるので、「S_R_lines」を使用する際も注意が必要です。
S_R_linesを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
S_R_linesのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
S_R_linesのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「S_R_lines」のパラメーターは、表示するラインを設定するための項目のみで構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
lineIndex |
表示するライン 初期値:1 表示するサポートライン/レジスタンスラインを設定します。 |
「lineIndex」は、1から20の間の値に設定する必要があり、値を大きくするほど表示されるサポートライン/レジスタンスラインの数が少なくなります。
初期設定では、表示されるラインの数が多過ぎるという場合には、パラメーターの値を調整しましょう。
まとめ
「S_R_lines」について解説してきましたが、最後に要点をまとめておきましょう。
フラクタルにもとづいてサポートラインとレジスタンスラインを表示している。
「S_R_lines」によって表示されたラインを価格がブレイクした場合、ブレイクした方向にエントリーする。
ダマしのシグナルに注意が必要。
「S_R_lines」は、サポートライン/レジスタンスラインのブレイクを捉えたい方に、向いているインジケーターです。
先にご紹介したとおり、状況によってはダマしのシグナルが多くなりますので、「S_R_lines」単体で使用するのではなく、他のインジケーターと組み合わせて使用した方が良いでしょう。
また、サポートライン/レジスタンスラインを自動的に表示するので、手動でこれらのラインを引くのが煩わしいという方は、一度試してみてはいかがでしょうか。