支持線・抵抗線・トレンドラインを自動で表示するMT4インジケーター「WSOWROTrend」
更新日時:
チャート上の目立った高値や安値は、心理的な節目として意識されることがあり、サポートラインやレジスタンスラインとして機能することがあります。
しかし、サポートライン・レジスタンスラインを手動で引くのは面倒だと感じたことはないでしょうか。
「WSOWROTrend」は、サポートライン・レジスタンスラインを自動的に表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
サポートライン・レジスタンスラインを手動で弾くは面倒だと感じている方
価格が反転しそうな水準を分析したい方
ブレイクアウトが発生しそうな水準を分析したい方
以上のような方のためにこの記事では、「WSOWROTrend」について解説します。
WSOWROTrendの概要
「WSOWROTrend」は、チャート上の高値と安値を検出して、自動的に水平のラインやトレンドラインを表示するインジケーターで、nsi2000によって開発されました。
インジケータを起動すると検出した高値を青いライン、安値を赤いラインで表示し、高値同士や安値同士を結んだトレンドラインも、赤色で表示されます。
トレンドが存在していない場面で、間違ったトレンドラインが表示される場合が多々見られますので、明らかにおかしなラインは削除することをお奨めします。
逆張り派・トレンド派どちらのトレーダーにとっても、主要な高値/安値は注意深く観察する必要のある水準ですので、こういったインジケーターをインストールしておいて損はないのではないかと思います。
WSOWROTrendを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
WSOWROTrendのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
WSOWROTrendのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「WSOWROTrend」のパラメーターは、最安値と最高値を検出する期間を設定するための項目と、インジケーターを表示する期間を設定するための項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
nPeriod |
高値/安値を検出する期間 初期値:9 価格を検出する期間を設定します。 |
Limit |
インジケーターの算出期間 初期値:350 チャート上にインジケーターを表示する期間を設定します。 |
「nPeriod」は高値と安値を検出する期間を設定するための項目です。
小さな値に設定すると短期的な最高値と最安値を検出し、大きな値に設定すると長期的な最高値と最安値を検出してインジケーターに反映します。
大きな値に設定した場合、価格の変化も大きくなるためインジケーターの値の変化も大きくなりやすい傾向にあります。
「Limit」はチャート上にインジケーターを表示する期間を設定するための項目です。
初期設定のままでインジケーターを起動すると、相場によっては表示されるラインが多すぎて見にくくなりますので、「nPeriod」の値を大きくするか、「Limit」の値を小さくするなどして調整した方が良いでしょう。
まとめ
「WSOWROTrend」の特徴をまとめると以下のようになります。
サポートライン・レジスタンスラインを自動的に表示する。
青色のラインは高値、赤色のラインは安値の水準を示している。
トレンドラインも赤色で表示される。
「WSOWROTrend」は、価格が反転しそうな水準を分析したい方に向いているインジケーターです。
サポートラインやレジスタンスラインを、自動で表示するインジケーターを探している方にとっては、試してみる価値のあるインジケーターと言えます。
ブレイクアウト系の手法を使用している場合も活用できる場面があるのではないでしょうか。