一定期間中のティック値動きに応じて色つきのバーを表示するMT4インジケーター「TickPrice」

更新日時：2020年05月19日 20:50

ティックチャートの値動きを、視覚的に確認しやすくなる方法があればと考えたことはないでしょうか。

「TickPrice」はティックチャートの値動きに応じて、色つきのバーを表示するインジケーターで、次のような方に向いています。

1. ティックチャートを使用している方

2. 小さな価格の変化を観察したい方

3. ティック単位の価格の変化を確認したい方

上記のような方のためにこの記事では、「TickPrice」について解説します。

1. TickPriceの概要
2. TickPriceを表示する方法
3. TickPriceのパラメーター解説
4. まとめ

TickPriceの概要

インジケーターを起動すると、サブウィンドウ上には通常のティックチャートが表示され、ティックチャートの動きに応じて色つきのバーがローソク足と一緒に表示されます。

指定した値よりも小さい値幅の値動きは、バーの表示に反映されません。

一定期間中にティックチャートの価格が減少した場合は水色のバーが表示され、増加した場合はピンクのバーが表示されます。

使用する際は、チャートのグリッドに表示されている時間と、「TickPrice」が表示するバーやティックチャート上の経過時間は、一致しないという点に留意しておきましょう。

TickPriceを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

TickPriceのパラメーター解説

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「TickPrice」のパラメーターは、2項目のみのシンプルな構成になっています。

「MaxDrawTicks」は表示するティックの上限を設定するための項目で、100に設定した場合、100ティック以上は表示されなくなります。

「Range」はバーの表示に必要な値幅を設定するための項目で、ここで設定した値を下回る値動きはバーに反映されません。

まとめ

「TickPrice」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。

1. ティックの値動きに応じて色つきのバーを表示する。

2. 一定期間中にティックが減少した場合は水色のバーを表示する。

3. 一定期間中にティックが増加した場合はピンクのバーを表示する。

4. 表示するティックの数はパラメーターで変更できる。

「TickPrice」は、ティックチャートがどの程度変化したのかを一目で確認できるようにしたい方に、向いているインジケーターです。

一定期間中のティックチャートの変化を、分析したい方は導入を検討してみると良いでしょう。