GMTにおけるニューヨークセッションの時間帯のレンジを表示するMT4インジケーター「ShadeNY1」
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短期取引では前のセッションで形成されたレンジの上限や下限が、サポートラインやレジスタンスラインとして機能することがあります。
「ShadeNY1」は、設定された時間帯のレンジを、自動的に検出してチャート上に表示するインジケーターで、以下のような方に向いています。
短期取引を行っている方
前のセッションのレンジを確認したい方
インジケーターのソースコードを変更できる方
この記事では上記のような方のために、「ShadeNY1」について解説します。
ShadeNY1の概要
「ShadeNY1」を起動すると、チャート上の14:30から21:05までの間のレンジを自動的に検出して黄色で表示します。
レンジを表示する色は、パラメーターから変更することもできます。
本来は、ニューヨークセッションのレンジを検出するためのインジケーターですが、GMT用に調整されているため、ほかのタイムゾーンではニューヨークセッションのレンジを正しく表示することができません。
また、レンジを検出する時間は、パラメーターから変更することができないようになっています。
レンジを表示する時間帯を変更するためには、ソースコード上の「#define NY_OPEN_HH」から「#define NY_CLOSE_MM」までの値を変更する必要があります。
インジケーターのソースコードに触れたことのある方であれば、時間の変更にさほど苦労はしないでしょう。
また、特定の時間帯のレンジを表示するという性質上、日足以上の時間足のチャートでは、レンジを表示できませんので注意しましょう。
ShadeNY1を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
ShadeNY1のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
ShadeNY1のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「ShadeNY1」のパラメーターは、インジケーターの表示色を設定する項目のみのシンプルな構成になっています。
入力項目 | 入力内容 |
ShadeColor |
レンジの表示色 初期値:Yellow レンジを表示する色を設定します。 |
「ShadeColor」は、レンジを表示する色を設定するための項目で、任意の色に設定できます。
初期設定のままでも視認性は高いですが、見にくい場合はほかの色に変更すると良いでしょう。
まとめ
「ShadeNY1」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
特定の時間帯のレンジに色をつけて表示する。
時間帯を変更するためにはソースコードを改変する必要がある。
日足以上の時間足のチャートでは、インジケーターを表示できない。
「ShadeNY1」は、前のセッションのレンジを確認したいときにおすすめのインジケーターです。
レンジを検出する時間を変更するためには、ソースコードを変更する必要があるため、MT4に慣れていない方にとっては使いづらいインジケーターと言えますが、ソースコード上の時間を変更するだけなので、インジケーターのコードに触れたことがある方であれば、簡単に調整できるでしょう。