任意の時間帯のレンジに色をつけて表示するMT4インジケーター「ShadeNY_v51」
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ひとつの市場で形成されたレンジは、その後の市場でも意識されやすいため、とりわけ短期取引では前のセッションのレンジを把握しておく必要があります。
「ShadeNY_v51」は、特定の時間帯のレンジをチャート上に表示するためのインジケーターで、次のような方に向いています。
短期取引を行っている方
特定の時間帯のレンジを確認したい方
上記のような方のためにこの記事では、「ShadeNY_v51」について解説します。
ShadeNY_v51の概要
「ShadeNY_v51」を起動すると、設定された時間帯のレンジを検出してチャート上に表示します。
初期設定の状態では、チャート上の00:00から06:00のレンジがグレーで表示されます。
もともとは、ニューヨークセッションのレンジを表示するためのインジケーターですが、パラメーターを変更することでニューヨークセッション以外の時間帯のレンジを表示することも可能です。
インジケーターの性質上、日足以上のチャートではレンジを表示できませんので留意しておきましょう。
ShadeNY_v51を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
ShadeNY_v51のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
ShadeNY_v51のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
ShadeColor |
表示色 初期値:DimGray ニューヨークセッションの表示色を設定します。 |
SetImmediacyON |
最初のティックの後に表示 初期値:true 新しいセッションを表示するタイミングを設定します。 |
SolidRectangle |
塗りつぶし 初期値:true falseに設定するとレンジを塗りつぶさずに表示します。 |
FrameStyle |
枠のラインの種類 初期値:2 レンジを表示する枠の線の種類を設定します。 |
MAX_DAYS_TO_SHADE |
表示日数 初期値:30 レンジを表示するに日数を設定します。 |
SERVER_TIME_ZONE |
サーバーのタイムゾーン 初期値:0 サーバーのタイムゾーンを設定します。 |
EXCHANGE_TIME_ZONE |
時差 初期値:0 GMTを基準に時差を設定します。 |
SESSION_OPEN_HH |
セッション開始時刻の時間 初期値:00 セッション開始時刻の時間を設定します。 |
SESSION_OPEN_MM |
セッション開始時刻の分 初期値:00 セッション開始時刻の分を設定します。 |
SESSION_CLOSE_HH |
セッション終了時刻の時間 初期値:06 セッション終了時刻の時間を設定します。 |
SESSION_CLOSE_MM |
セッション終了時刻の分 初期値:00 セッション終了時刻の分を設定します。 |
「SolidRectangle」は、レンジを塗りつぶして表示するかどうかを設定するための項目で、falseに設定した場合、レンジの枠だけが表示されます。
「FrameStyle」は、レンジの枠を表示するラインの種類を設定するための項目で、0が実線、1が破線、2に設定すると点線で枠が表示されます。
まとめ
「ShadeNY_v51」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
特定の時間帯のレンジに色をつけて表示する。
色をつける時間帯は任意の時間に設定できる。
「ShadeNY_v51」は、特定の時間帯のレンジを確認したい方に、向いているインジケーターです。
自身が取引する前のセッションで形成されたレンジを把握しておけば、サポートラインやレジスタンスラインになりそうな水準を分析できます。
デイトレードやスキャルピングなどの短期取引を行っている方は、一度試してみると良いかもしれません。