指定した時刻に縦のラインを表示するMT4インジケーター「two_lines」
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為替相場は平日であれば24時間取引が可能ですが、取引が活発な時間帯とそうではない時間帯が存在します。
そのため、自身が取引している時間帯を把握することは非常に重要です。
「two_lines」は、指定した時刻に縦のラインを表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
デイトレやスキャルピングなどの短期取引を行っている方
特定の時間帯を一目で把握できるようにしておきたい方
以上のような方のためにこの記事では、「two_lines」について解説していきます。
two_linesの概要
「two_lines」を起動すると、指定した時間帯の始点が青色のライン、終点が赤色のラインで表示されます。
分単位でラインを表示するため、1時間足以上の時間足でチャートを表示すると、インジケーターが正しく表示されませんので注意しましょう。
自身が取引しようとしている市場の開場時刻や閉場時刻を一目で確認できるようにしておきたい場合や、過去にさかのぼって特定の時間帯の値動きの活況度を調べたい場合に活用できます。
two_linesを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
two_linesのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
two_linesのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「two_lines」のパラメーターは、ラインを表示する時間帯を設定する項目と、インジケーターを表示する範囲を設定する項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
OpenTimeHr |
開始時刻の時間 初期値:9 始点となる時刻の時間を設定します。 |
OpenTimeMin |
開始時刻の分 初期値:30 始点となる時刻の分を設定します。 |
CloseTimeHr |
終了時刻の時間 初期値:14 終点となる時刻の時間を設定します。 |
CloseTimeMin |
終了時刻の分 初期値:30 終点となる時刻の分を設定します。 |
CountBars |
インジケーターの表示範囲 初期値:500 インジケーターを表示する範囲をバー数で指定します。 |
欧州セッションやNYセッションなど、自身が取引を行っている時間帯に合わせて変更すると良いでしょう。
「CountBars」は、当日の時間だけ確認できれば良いという場合は、初期設定よりも小さな値に変更することで、当日の時間だけ表示することができます。
反対に過去にさかのぼって、特定の時間帯の値動きを確認したい場合などには、初期設定より大きな値に設定した方が良いでしょう。
まとめ
「two_lines」を使用する際のポイントをまとめると以下のようになります。
指定した時間帯の開始時刻と終了時刻に縦のラインを表示する。
ラインを表示する時間は自由に指定できる。
1時間以上の時間枠のチャートでは表示できない。
「two_lines」は、チャート上で特定の時間帯を一目で把握できるようにしておきたい方に、向いているインジケーターです。
特に取引する時間帯の影響を受けやすいデイトレードや、スキャルピングのトレーダーであれば、活用できる場面も多いのではないでしょうか。